自販機で缶コーヒーを購入!→30メートル先で別の自販機を見ると、同じ商品が「10円安い値段」で売られていました。“同じメーカー”の商品なのに、どうして価格が違うのでしょうか?
お店がない街中や夜中でも購入できるドリンクの自動販売機はとても便利ですよね。複数の自動販売機が並んでいたり、数メートルおきに自動販売機が設置してあったりすることも珍しくありません。 商品のラインナップをよく見ていると、同じメーカーの同じ飲料なのに自動販売機によって値段が違っていることがあります。どうして同じメーカーの同じ商品なのに価格が違うのでしょうか? 本記事では、自動販売機の価格が場所により違う理由とお得に自動販売機のドリンクを購入する方法について解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
自動販売機の設置には2タイプある
自動販売機の設置には、フルオペレーションとセミオペレーションという2つのタイプがあります。 フルオペレーションタイプとは、自動販売機のメンテナンスや売上管理、商品の補充など全てを業者にお任せする方法のことです。フルオペレーションタイプは設置する側が月々の電気代を負担し場所を提供する必要がありますが、面倒な作業は任せつつ売り上げの一部を受け取ることが可能です。 一方、セミオペレーションタイプはオーナーが自ら商品を買取して管理し、販売する方法の自動販売機です。セミオペレーションタイプはオーナーが商品の仕入れ・補充・自販機の清掃などをしなければなりませんが、その分売上が自身のものになるのでフルオペレーションタイプ以上に稼げる可能性があります。
自動販売機の商品の価格は誰が決めているの?
同じ地域にあり、同じメーカーの同じ商品を販売しているのに値段が違うことがあるのは、自動販売機の商品の値段は自動販売機ごとに決められており、一律ではないからです。 フルオペレーションタイプの自動販売機の場合、基本的には自動販売機を設置する人と飲料メーカーが相談して価格を決定しています。設置する場所の人通りや需要・管理のしやすさなどを考えたうえで商品の価格を決めているため、同じメーカーの同じ商品でも自動販売機により商品の価格が異なるのです。 また、セミオペレーションタイプの自動販売機はオーナーが自由に価格を決めることができます。ひとつのメーカーと契約して自動販売機を設置するのではなく、さまざまなメーカーの飲料を仕入れて安く販売している格安自販機も登場しています。