東出昌大に家庭問題の専門家も厳しい見方「離婚合意も誠意」
母親としての杏 子どものために修復の可能性は
また、もし別居が修復に向けてのステップになるとすれば、杏との間で互いに「冷却期間」だというコンセンサスがとれていた場合だという。 「唐田さんとの関係を断ち切るのはもちろんですが、杏さんはやはり母親として一番、お子さんのことを考えているはずです。実際に私が相談を受けたケースでも、夫婦が子どもの前でぎくしゃくしていると子どもの感情が不安定になるんです。そういう状況に対して、母親はすごく罪の意識を持つ。それがある程度、2人の間で話し合いがつくなり妻も裏切られた悲しみを修復していって時間を積み上げて行った先に、ひとまず家族として子育てのパートナーとして、子どもの前で普通に生活できるようにはなった、というご夫婦は結構多くいます」 ただしその場合でも、修復には相応の年月がかかるという。 「子どもを育て上げるまでは家族としているけれど、育て上げた後に離婚したければそのときに決断すればいいや、と思う方もいらっしゃる。そう思えると、それだけで気が楽になるんですね。夫にも優しくなれて普通に生活できるようになった、というケースはあります。また、その間にも夫がいて助かったという経験も積み上げていらっしゃる。たとえば子どもが病気して自分も体調が悪いとき夫が病院に連れていったり家事をやってくれた、やっぱり彼がいて助かったという経験をしたりとか。東出さんが本当に反省して行動をあらためれば、そういう可能性もなきにしもあらずです」
“言行不一致”問われる東出 離婚合意も誠意か
しかし、別居が修復のステップであるというコンセンサスがとれていない場合はそれも難しいのでは、という。 「直接対話が難しい状況なら第三者を通しての離婚交渉の中で、どこまで杏さんと3人のお子さんに対する誠意を見せることができるのかということしかないと思います。第三者を介することにはメリット、デメリットがあります。直接対話だとぐちゃぐちゃになりそうな話し合いでも第三者が入ることで整理がつくということもありますが、気持ちがストレートに伝わらない部分もあります。東出さんは離婚したくないっていう気持ちを主張してもいいと思いますけど、杏さんの気持ちがすでに離婚に向かっているのであれば素直に離婚に合意することが逆に相手に対する誠意になるかもしれません。ちょっと修復というところへ話がおよばないのですが、3年間も不倫関係を続けてしまって、そのうえでの別居ですから、かなり厳しいと言わざるを得ません」 東出が唐田と不倫関係に陥ったのは唐田が未成年だった頃で、しかも杏が双子の育児に追われつつ第3子を妊娠中というタイミングだったことも、世間の反感を買っているようだ。 「なんで東出さんにこんなに世間が怒っているかというと、言行不一致、そこが世間が一番不信感を抱くところなんですね。東出さんがよき夫、よき夫婦というイメージがあっただけに、裏ではこうだったということに反発が大きい。離婚されて独り身になって、俳優というお仕事の中で失った信頼を取り戻していけるのか、というところだと思います」 これまで修復のチャンスがありながら、別居に至った東出。修復の目はあるのか。やはり家庭問題の専門家に聞いても、かなり厳しそうではある。 (取材・文:志和浩司)