山路晶、クセありグリーン攻略は“シェフラー・パター”で? 「すごくいい! ボールがよれない」【きょうのヒトネタ!】
ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「ソニー 日本女子プロ選手権」が行われている、かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)から。 百花繚乱! 沖縄での前夜祭ドレス姿【写真】 ◇ 今年で57回目を迎える女子プロゴルファーNo.1決定戦は、初めて沖縄県が舞台になる。アップダウンのあるコースの高台から望める東シナ海など、その景観は美しいの一言。ただ、それはコースの“難易度”を上げるひとつの要因にもなっている。例えばグリーンの芝は塩害に強いといわれるパスパラムが使用されているのだが、その“クセ”を警戒する選手の声もよく聞こえてくる。 そこでグリーン対策も重要なポイントになってくるが、出場者のひとり、山路晶は先週の時点で新たなパターを発注していた。それは8月26、27日に千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部で受けた「日本女子オープン最終予選」でコーライグリーンに手を焼き、58位タイで本戦出場を逃した教訓を生かした準備となる。 その要望に応え、山路がクラブ契約を結ぶテーラーメイドが用意した一本が、同社の『スパイダー ツアーX X1』だった。さっそく月曜日から練習で使用。すると、“一目惚れ”とも言えるほどの好感触を得たという。「すごくいい! 直進性があって、ボールがよれたりしない。タッチも合うし、気持ちいい」。本番でもそのままバッグにおさめられそうな雰囲気だ。 もともとピン型のパターを使用してきたが、これはマレット型。それでも「顔が小さ目なのもいいですね。あまり大きいのは苦手で…」と、そのシュッとした顔立ちも使いやすさの理由に挙げる。 このパターは、今年の米国男子ツアーで年間王者に輝いた、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)が愛用しているものと同じモデル。クランクネックが特徴で、今年3月に投入してから「マスターズ」などツアー7勝、そして「パリ五輪」金メダル獲得という“破竹の一年”を支えてきた。盟友のローリー・マキロイ(北アイルランド)が「スコッティがマレット型を使うところが見たいね」と発言した直後に替えて次々と栄冠に導いた…という話でも知られる逸品だ。 それは山路の耳にも入っていたようで、クセのあるグリーンでもいい感触を残せる理由を聞くと、「シェフラーが使ってるからかな?」という答えも返ってきたほど。品薄状態が続いたが、ようやくツアー会場に再投入された“シェフラー・パター”で、次々とバーディパットを決めていきたい!