29歳のヨガ講師が「産後のボディメイク」に成功し作り上げた“ビューティーボディ” 運動未経験でも継続できたワケ
11月23日(土)、 行田市産業文化会館にてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード 2024 最終予選』が開催され、小俣鮎美(おまた・あゆみ / 29)さんが全体的に脂肪は少なく引き締まった身体が求められるビューティフィットネスモデル部門ショートクラス(161㎝未満)で1位を手にした。 【写真】小俣鮎美さんのしなやかなボディ
出産をきっかけとした体型の変化に悩みを抱えていた小俣さん。体脂肪を減らし、”シュッ”とした身体を手に入れるために取り組んだダイエットが、筋トレとの出会いにつながった。 「出産で体重が15kgほど増加してしまったのですが、1年ほどで戻りました。でも、体脂肪率が改善しなくて……。当時は30%を超えてしまっていました。そこで、体脂肪を減らし”シュッ”っとした身体になるため、トレーナーの友人に教えてもらいながら筋トレを始めたんです。運動経験がない私でしたが、みるみるうちに身体が変化していくことに楽しさを覚え、コンテスト出場ができるまでになりました」 コンテストに出場選手する選手の多くは専属のパーソナルトレーナーをつけ、マンツーマン指導の元、大会に臨む場合が多い。女性選手であれば特にその傾向は強く見られるが、小俣さんはトレーナーをつけず、日々の練習に励んでいるという。 「現在はヨガ講師やパーソナルジムでトレーナーとしても働いており、自分の中である程度の知識はあるため専属トレーナーはつけていません。困ったことがあれば都度、友人に聞きながら身体作りをしてきました。仕事や家庭、自分のトレーニングとの両立がシンプルに難しいというのも理由の1つですね。どれも疎かせず、バランス良く取り組むためにも自分のトレーニングは朝に行うと決めていました」 (※自身がトレーナーとして活動する場合でも、専属のトレーナーをつけて大会に向けて指導を受ける選手が多い) そんな小俣さんが今大会で特に強化したのが肩と背中のトレーニング。筋肉自体を短期間で大きくすることは難しいものの『大きく見せる』方法を模索した。 「前回大会では『アウトライン』と呼ばれる全身のバランスの弱さを指摘いただきました。ただ、スケジュールにも余裕があるわけではなかったため、トレーニングで扱う重量を上げ、肩と背中のボリュームアップを図ったんです。思い切って減量もやめ、除脂肪をつけないよう気をつけながら食事量を増やしたんです。身体に十分なエネルギーを補給できたおかげか、身体のコンディションも上がり、良い結果につながりました」 産後の体型変化に関する悩みは多くの女性が直面する悩みの1つ。子育てもある中で運動未経験の小俣さんが身体作りを継続できたワケに迫る。 「継続のポイントは短期間での成果を求めすぎないこと。身体は急に変化するものではありません。だからこそ、長い目で見て取り組むべきであると私は考えています。ぜひ、焦らず自分のペースで身体作りを楽しんでみてください。また、決して安価ではないパーソナルトレーニングの受講が難しければ、トレーニング経験のある身近な人を頼るという手もあります。ぜひ、ライトな気持ちで一歩踏み出してみてはいかがいかがでしょうか?」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明