ブローザホーン

　「宝塚記念・Ｇ１」（６月２３日、京都） 　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。 【写真集】初夏のＧＰ・宝塚記念出走馬の馬体をチェック 　【ブローザホーン　Ｂ】 　阪神大賞典３着→天皇賞・春２着から出走してきた。小柄な馬だが、馬体を大きく見せている。母父がデュランダルの割に体長を長く見せているし、芝２２００メートルは適距離といえる。腹部にはうっすらと銭形斑点が浮き上がっているし、体調は良さそうだ。毛ヅヤが輝いているし、前腕と下腿には血管がはっきりと見えている。皮膚の薄いつくりでもあり状態は上々だ。筋肉が研ぎ澄まされた印象だが、唯一の欠点はあばらが見えにくくなっている点。その点が解消するかどうかが鍵だ。（馬サブロー栗東・竹原伸介） 　〈１週前追い切り診断〉栗東坂路でシンプリーオーサム（４歳２勝クラス）と併せ馬を行い、４Ｆ５５秒６－１３秒１（馬なり）で併入。テンからスムーズに折り合い、最後までしっかりとした脚取りでフィニッシュした。調整は順調に進んでいる印象だ。