ダンプ松本 “国民の敵”になりきって…凄まじかった世間からの反発は喜びだった「燃えましたよね」
1980年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本(64)が28日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に後輩の元プロレスラーでタレントのブル中野(56)と出演。“国民の敵”として悪役に徹する中での世間からの反発を振り返る場面があった。 【写真あり】ブル中野 現役時とガラリ、ほぼノーメークの近影公開!「どんどん綺麗になっていく!」 ダンプは1980年に「松本香」としてデビューすると、4年後の84年には現在のリングネーム・ダンプ松本に改名し、ヒール軍団「極悪同盟」を結成。後輩のブル中野らとともに、長与千種とライオネス飛鳥の「クラッシュギャルズ」と激闘を繰り広げた。 今年、「極悪同盟」時代などを描いたNetflixドラマ「極悪女王」が大ヒット。ダンプ松本を演じたゆりやんレトリィバァ、ライバルの長与千種、ライオネス飛鳥を演じた唐田えりか、剛力彩芽の熱演し、話題となった。 当時の世間の反応について、ダンプは「車を10円玉でギーッて。“もうダメだ”と思って、バイクに乗って行ったら、パンクさせられて。タクシーも乗せてくれないので、“バカ”“死ね”“コノヤロー”っていうハガキをいっぱいもらったりとか、カミソリが入ったファンレターをもらったり」と回顧。 ブルは「ずっとダンプさんについて、何かあった時はガードしなくちゃいけないからよく試合が終わって控室まで帰るときに、後ろから来て、ダンプさんの頭を殴ろうとしてくるんですよ。それをダンプさんが“アイツだー!”って言って、それを自分たちでつかまえるんですね。つかまえて、ダンプさんに差し出すんです」と明かすと、MCの「極楽とんぼ」加藤浩次は「差し出す?お客さんを差し出すの?」と驚がく。 ブルは「自分たちもつかまえていかないと“何で逃がしたんだ”って自分たちが殴られちゃうんで、つかまえられなかった場合は“コイツでいい!”って違う人を(差し出した)」とぶっちゃけ。 加藤が「それダメなのよ。その人何もやってないんだから」。番組レギュラーの島崎和歌子も「うそでしょ!」と目を丸くする中、ブルは「それがあってから、会社から“お客さんを殴っちゃダメ”ってなったんですね」とあっけらかん。 加藤は「本当に世の中が怖がった。それを貫いた。ホントに凄いと思うんですよ」と称賛。「悪になりきるってめっちゃ難しくないですか?」と聞くと、ダンプは「今までの悪役を絶対抜きたいと思ってたし、負けるものかっていう気持ちが強かった」。ブルも「ダンプさんはよく“自分はこの極悪同盟が最後のチャンスなんだ”って。“この悪役でダメだったらもうやめる”っていういつも勢いで。お客さんの前では笑わないとか、素顔を見せないとか徹底してました」とした。 加藤が「クラッシュ・ギャルズはイジメればイジメるほど人気が出てくる。極悪同盟はイジメればイジメるほど嫌われていく。ここって、何なんだろうって(思わなかった?)」と質問すると、ダンプは「喜びでしたよ。本当にうれしい」と即答。「ファンの人泣いていれば泣いているほど、“やったー!”って思うっていうか。燃えましたよね」と振り返った。