Snow Man、不二家新CMに詰まった愛される理由 持ち前の仲の良さと前向きさを発揮
9月10日より全国でオンエアがスタートした不二家「Smile Switch」の新CM。同ブランドキャラクターを務めて5年目となるSnow Manが継続して出演しており、『不二家 どれから食べルック? チョコ天使』篇、『不二家洋菓子店 ほめ曜日 うまくいった日』篇の2パターンが放映されている。そこからは、Snow Manらしさが見て取れる。 【写真】9人横一列に並ぶ姿が微笑ましいSnow Man 『不二家 どれから食べルック? チョコ天使』篇には、Snow Manのキャッチーさと“団体芸”が表れている。CM内では深澤辰哉、ラウール、目黒蓮チーム、岩本照、渡辺翔太、宮舘涼太チーム、向井康二、阿部亮平、佐久間大介チームに分かれて、「LOOKフィンガーダンス」にチャレンジ。次々と画面が切り替わりながら、1人ずつ歌詞に合ったフィンガーダンスをする様はまるでアイコンのようだ。フィンガーダンス自体もキャッチーで、テンポは速いものの手振りのみのため、ファンがTikTokなどで真似するのにもピッタリだろう。その間で登場するのが、深澤扮する「チョコ天使」。LOOKシリーズは1箱に3~4種類のチョコが入っているため、メンバーたちは「どれから食べルック! チョコの天使の言う通り」と歌いながらフィンガーダンスをして悩んでいるというストーリーで、チョコ天使は啓示をしていく。ミュージカル俳優さながら役になりきる深澤だが、「心のままに」、「耳を澄ませて」とはぐらかすと岩本、渡辺、宮舘から「決めて?」とツッコまれてしまう……というこの流れが、実にSnow Manらしい。YouTubeやバラエティ番組などでも、深澤がボケて他のメンバーがツッコむという流れを見ることは珍しくなく、これぞSnow Manの団体芸といったところだろう。彼らのチームワークの良さも表現されている。
Snow Manの日常に近い姿&前向きさが見える「ほめ曜日」編
一方の『不二家洋菓子店 ほめ曜日 うまくいった日』篇は、彼らの普段の姿が想像できる内容だ。バスの中で1日の仕事を振り返っているのだが、佐久間は充実感をにじませ、ラウールはそれに賛同。渡辺と宮舘は自分たちを褒め、岩本は「なにそれ」と軽くツッコむ。そこに目黒が「自画自賛ですか?」と茶化すと、「たまには褒めてもよくない?」と佐久間。向井が「いつもやけどな~」と反応するものの、自分へのご褒美を買いに不二家に向かうことに。店舗内では、ズラッと並ぶ洋菓子に目を輝かせている。そのやり取りはまるで普段の彼らの会話を見ているかのようで、実際に渡辺も「僕たちの素っぽい感じが出ていると思います」と語っている(※1)。また、きちんと自分を褒めているところも前向きなSnow Manらしい。これまで逆境に立たされたこともあった彼らだが、決して折れずに前向きに進んできたからこそ今の人気がある。だからこそ、「週に1日“ほめ曜日”を作ろう」という内容とフィットしているのではないだろうか。 終始、ワイワイした雰囲気が楽しめる今回の新CM。持ち前の仲の良さを発揮しながら楽しげにしている様子こそ、Snow Manが愛される理由のひとつなのかもしれない。そしてそれは「愛と誠心と感謝をこめてお客様に愛される不二家になります」という不二家の社是(※2)にも合っており、不二家とSnow Manは今後10年、15年と長くタッグを組むことになるかもしれない。この先も双方の魅力が発信され続けるCMが誕生することを祈りたい。 ※1:https://realsound.jp/2024/09/post-1768158.html ※2:https://www.fujiya-peko.co.jp/company/company/vision.html
高橋梓