「宇宙戦艦ヤマト」新作製作の権利を庵野秀明のカラーが取得、新作劇場作品として進行中
「宇宙戦艦ヤマト」をベースとした新作アニメを製作する権利が、庵野秀明が代表取締役社長を務めるカラーに付与された。 【画像】トークショーの様子。左から庵野秀明、出渕裕、氷川竜介。(他1件) これは、庵野秀明、出渕裕、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏が登壇した「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念上映会スペシャルトークショーにて発表されたもの。カラーの公式サイトにも文章が掲載され、「宇宙戦艦ヤマト」の原作権を管理するボイジャーホールディングスから新作アニメ映像を製作する権利を付与されるとともに、東北新社から著作権の利用許諾を得たことが明かされている。庵野はイベント内で著作権の移動について触れ、これをもって庵野自身が「宇宙戦艦ヤマト」の新作を製作できるようになると話した。 また新作アニメの内容についても一部言及。「宇宙戦艦ヤマト2199」をはじめとするリメイクシリーズとは「異なる航路を進む作品」になることが発表された。また「2025年からのプロダクション開始を目標に新作劇場作品を現在鋭意企画進行中です」と現在の状況も伝えられている。 庵野からのコメントも公開。庵野は「50年前、『宇宙戦艦ヤマト』に出会わなければ、今の自分は無かったと思います。自分がその『ヤマト』に関わる以上、あらゆる『ヤマト』のスタッフ・キャストに感謝と敬意と恩返しを込めて、新旧織り交ぜた面白い作品群を残りの人生を費やして可能な限り作り、『宇宙戦艦ヤマト』を後世に遺していけたら、と思っています」と強い決意を語っている。