忙しい毎日のバタバタ解消法!心に余裕を持てる片付けと時間の使い方とは?
新生活準備のために片づける
イメージを現実的なものにできるように、新生活に不要なモノを手放して、場所も気持ちも余裕を持てるようにしておきます。 もうすぐ小学生になる子どもがいる方から、「子どもがしっかり勉強するために机がほしいけれど、置く場所がないからあきらめた」という話を耳にすることがあります。子どものためを考えて導き出した方法が「勉強机を置く」ということだったのに、それを「場所がないから」という理由でやめてしまうのはもったいないことです。もし、子どもの成績が思ったように伸びなかったら、「あのときに机を置いてあげていれば……」と後悔することになるのではないでしょうか? 「場所がない」という理由が、余計なモノがたくさんあったり、単に散らかっているだけだったりするならば、ぜひ片づけましょう。 他にも、新生活が始まるといろいろとモノが増えることも想定しておきましょう。学校は4月に教科書とノートが配られ、絵の具セットなどの学習グッズも増えます。園生活では、毎日工作を持って帰ってきたり、イベントごとに必要なモノをそろえたりすることもあるでしょう。事前にいろいろなイメージができていても、急に必要なモノが増えたりするので、収納スペースに余裕を持たせておきたいところです。 子ども部屋だけでなく、家の中の収納や空間の使い方を見直すためのいい機会だと考えて、しばらく使っていないモノや新生活に不要なモノは手放してみてください。モノが多い家は、管理が行き届かないので探し物が多くて疲れたり、散らかっている状態を見るだけでイライラしたりと、心理的にもよくない影響を与えます。家の中がスッキリすると、スペースだけでなく、気持ちにも余裕が生まれるはずですよ。
新生活のスケジュールを立ててみる
生活が変わるということは、1日の時間の使い方も大きく変わります。 もし新年度からお弁当を持っていくなら、朝に作る時間が必要になります。他にも送り迎えの時間が変更になったりと、あらゆる変化にどうやって対応するのか考えなくてはいけません。ママだけでなく、パパや子どもと一緒に家族で協力し合うことが大切です。分担できることは分担して、自分でできることは自分でやる。こうすることで、子どもの自立心を養うことにもつながります。 朝起きる時間から、着替え、朝ごはん、出かける準備など、細かくスケジュールを落とし込んでみてください。うまくスケジュールをやりくりすると、時間の節約になることもあります。例えば、今までママが子どもの着替えや準備を手伝っていたところを自分でできるようになったら、浮いた時間で夕ごはんの下ごしらえができるかもしれません。そうすると、夜の時間にも余裕ができますね。 曜日ごとに習い事の時間なども入れるなど、具体的に新生活のイメージを固めておきましょう。ママだけではなく、共に生活をする「家族と一緒にイメージを共有しておく」ということがポイントですよ。
【PROFILE】西崎彩智
西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクトⓇ」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等の全国の教育施設にて講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。