米10月小売売上高0.4%増、予想上回る 好調な消費継続の見通し
[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が15日発表した10月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.4%増加した。自動車や電化製品の堅調な売り上げが追い風となり、市場予想の0.3%増を上回った。経済が第4・四半期に好調な滑り出しとなっている様子を示唆した。 9月分は当初の0.4%増から0.8%増に上方改定された。 FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げが正当化されるのか疑問符が付く内容となった」と指摘。「財政政策が成長促進に向けた刺激策に本格的にシフトすると予想される中、インフレ再燃につながる恐れがあるため、FRBは利下げによって成長を刺激する火に油を注ぐべきではないだろう」と述べた。 内訳では、自動車・部品が1.6%増、ガソリンスタンドが0.1%増、電気・電化製品は2.3%増、サービス部門として小売統計に唯一含まれる飲食店は0.7%増だった。 建築資材・園芸用品は0.5%増。ハリケーンで被害を受けた地域での復興作業が寄与したとみられる。オンライン小売も0.3%増加した。 一方、衣料品は0.2%減、家具は1.3%減、スポーツ用品、趣味、楽器、書籍も減少した。 中・高所得層が堅調な消費を主導しているという懸念も出ているものの、バンク・オブ・アメリカのクレジットカードなどのデータは、支出が全ての所得層で堅調であることを示している。ただ、航空、宿泊、娯楽、クルーズなどの特定のサービス部門では高所得層の支出がアウトパフォームしていると、バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズの米国エコノミスト、アディティア・バーベ氏は指摘した。 自動車、ガソリン、建築資材、食品サービスを除くコア小売売上高は0.1%減、前月は0.7%増から1.2%増に上方改定された。 10月のコア売上高はマイナスとなったものの、エコノミストらは消費支出が第4・四半期も堅調な伸びを維持すると予想する。 CMEのフェドウオッチによると、金融市場が見込む12月のFOMCでの0.25%ポイント利下げの確率は58.4%と、一時の61.6%から低下。金利据え置きの確率は38.4%から41.6%に上昇した。