東三河5市消防本部と三河海保などと合同潜水訓練
蒲郡市の竹島ふ頭西岸壁で
愛知県の東三河5市の消防本部と三河海上保安署などは1日、蒲郡市港町の竹島ふ頭西岸壁で合同潜水訓練に取り組んだ。【林大二朗】 毎年、三河湾での水難や海難事故に備え、海保の潜水士から技術を学び、速やかな救助活動ができる知識を深めながら、訓練を通じて連携強化を図っている。蒲郡消防では、今年4月に竹島ふ頭で乗用車が海に転落した際、海保と連携して救助に取り組んだ。 この日、三河海保と中部空港海上保安航空基地の隊員、東三河5市と西尾市の消防職員の計16人が参加した。フィンや空気ボンベなどを装備した参加者は、訓練場所の桟橋から飛び込んだ。 水面移動や素潜りをはじめ、水中の中層でバランスよく浮く「中性浮力」などの基本スキルを確認した。また、ロープを使い、海中の要救助者を見つける捜索訓練に取り組んだほか、意見交換会を開き、互いの技術について話し合った。 蒲郡消防の岡崎敏樹さんは「海難救助のプロに潜水技術を教わることで、職員の技術向上につながりました。今後も訓練を通した連携強化を図っていきたい」と話した。