ザンダー・シャウフェレが語る スイング改造セルフ解説「クラブの上げ方をガラッと変えた」(前編)
――新しいスイングが感覚的に馴染むまでに、どのくらい時間がかかったのでしょうか。 今シーズンを振り返ってみると、たとえばペブルビーチ(2月のAT&Tペブルビーチプロアマ)では、まだかなりひどいプレー内容だったと思います。初日の18番(パー5)で「8」を打ったりもしましたし。はっきり覚えているのは、そのティイングエリアでも、新しいスイングをしようという意識があって、自分ではこれでいいはずだというスイングをしたのに、海に2発も打ち込んでしまったんですね(笑)。まあでも、それはスイング変更の過渡期としては「しょうがない」と思っています。その後、マスターズがあって、振っていて気持ち悪いのは相変わらずだったんですが、それでもいいショットが多く出るようになってはいました。
いちばん最初に、スイングの感触として「いい(nice)」と思ったのはクエイルホロー(5月のウェルズファーゴ選手権)ですね。最終的にロリー(・マキロイ)に競り負けて2位で終わりましたが、その週はずっといいショットを打っている自覚がありました。(その翌週開催の)PGA(全米プロ)に向けてすごく自信になりましたね。(取材・構成/服部謙二郎) 後編「シャフトクロスは悪なのか」に続く