キングスのブラウンHC解任に他球団の指揮官が反応「悲しい知らせだ」「馬鹿げている」「すごくがっかりした」<DUNKSHOOT>
現地時間12月27日(日本時間28日、日付は以下同)、サクラメント・キングスは、就任3年目のマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)を解任したことを発表した。 【動画】キングスの2枚看板フォックス&サボニスの2022-23好プレー集 「本日、サクラメント・キングスのモンテ・マクネアーGM(ゼネラルマネージャー)は、マイク・ブラウンをチームのヘッドコーチから解任し、ダグ・クリスティーを暫定HCにすることを発表しました。難しい決断でしたが、この球団へ多大な貢献をしてくれたマイクには感謝を伝えたいです」 リリースの中でマクネアーGMはそう綴り、現役時代に守備巧者として約5シーズン在籍し、2021-22シーズンからアシスタントコーチ(AC)を務めているクリスティーが暫定HCを務めることとなった。 ブラウンは2022年にキングスのHCに就任。就任1年目の2022-23シーズンにウエスタン・カンファレンス3位の48勝34敗(勝率58.5%)をあげ、2006年以来17年ぶりにプレーオフ出場に導いた手腕が評価され、満場一致で最優秀コーチ賞に選出された。 2年目の昨季はプレーイン・トーナメントでニューオリンズ・ペリカンズに敗れてプレーオフ出場を逃したものの、46勝36敗(勝率56.1%)と、2シーズン連続で勝ち越し。今年6月に3年3000万ドル(当時のレートで約47億1000万円)の延長契約を結んだばかりだった。 ただ今季は、27日を終えた時点でウエスト12位の13勝18敗(勝率41.9%)。ディアロン・フォックスとドマンタス・サボニスの両輪に新加入のデマー・デローザンの3選手が平均20点以上を残し、開幕8戦で5勝3敗をあげるも、そこからチームは黒星先行。とりわけ、試合時間残り5分で5点差以内のクラッチシチュエーションで6勝13敗(勝率31.6%)と大きく負け越している。 16日から始まったホーム5連戦でチームはいずれも敗戦。26日のデトロイト・ピストンズ戦では約41分間もリードしていながら、3点リードで迎えた残り3.0秒にジェイデン・アイビーに痛恨の4ポイントプレーを許したことで惜敗(113-114)し、今季ワーストの5連敗に陥っていた。 地元メディア『ABC10』のマット・ジョージ記者によると、27日にブラウンは練習でチームを指導した後に15分間のメディア応対をこなし、翌日のロサンゼルス・レイカーズ戦のため、LAに向かう飛行機へ搭乗する直前に解任を通達されたという。 現時点でキングスはプレーイン・トーナメント進出最終枠にいる10位のサンアントニオ・スパーズ(16勝15敗/勝率51.6%)と3.0ゲーム差。フロントはロスターにメスを入れるのではなく、指揮官解任によって悪い流れを断ち切ろうとした“スケープゴート(生贄)”とも思える動きだった。
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