仮想通貨が不正流出 ビットポイントが会見(全文5)思い当たる節がない
今後、ホットウォレットでの鍵管理はゼロにするのか
ロイター:2つお願いしたいんですけれども、今後、安全性の確認等をやられて、ビジネスを再開していく段階に入ると思うんですけれども、ビットポイントとして、コールドウォレットでの秘密鍵の保管っていうのを、今後はもうゼロにするとお客さまの。 小田:ホットウォレットですかね。 ロイター:ホットウォレットです。ゼロにすると、そういうことを現段階で考えていらっしゃるのかというのが1つです。それから今回、犯人からするとターゲットになったわけですけども、なぜ御社がターゲットになったのかと。 これ、勘ぐりかもしれませんけど、例えば行政処分解除になったときに、御社が行政処分解除になりましたっていうことでリリースを出されたりとかしてるんですけれども、何か思い当たる節とかあるのかということと、例えばこういうのって、犯人は事前にアタックというか、試すような、セキュリティーとか体制面っていうところを試すような行動を、事前になんかアタックみたいな感じでやるっていう話もあるんですけれど、そういうのは事前に、御社としては感知していたのかどうかというのをお聞かせください。 小田:かしこまりました。まず初めのホットウォレット。特にお客さまのホットウォレットを完全0%にするという点に関しましては、現実的に仮想通貨は送受金をやる関係で、完全になくすってことは結構困難なことかと考えております。とはいっても今回、仮想通貨、お客さまの預かりの全体の約13%がホットウォレットにありまして、この管理比率をもう少し低くしておくとか、なんらかの工夫・検討は十分やっていくべきかもしれません。今、現段階ではですね。 次にご質問いただいた点に関しましては、なかなか要因に関して、どうしてうちが狙われたかということに関しましては、当然、私たちとしても思い当たる節がないというところではございます。1点、今ご質問いただいた、当社、業務改善の定期報告命令解除の点に関しまして、それをプレスリリース、開示させていただいたんですけども、これに関しましては当社、上場会社の子会社という点がございますので、上場会社として適時開示事項に該当しますので開示をしたというところでございます。 朏:あと最後におっしゃられた、犯人からのアタックとおぼしきものが今まであったかということなんですが、通常の業務の中ではマルウェアの送付っていう、アタックのメールは来ておりましたが、これに関してはご当局にも届けをしておるんですが、特段、感染したという事由がございませんので、メールが来ていたという事実は、お知らせはしております。 司会:ワダさん、よろしいでしょうか。すいません。じゃあまだ手があがってますね。じゃあその前の方。後ろの方も当てますので。2人当てますので。