老後の生活に不安しかありません。定年後も働こうと考えていますが、今の会社に再就職するか別のところで働くのとではどちらがいいですか?
定年退職後の再就職のメリットとデメリット
再就職のメリットは、以下の通りです。 ・今までの仕事と違うジャンルの仕事にチャレンジできる ・就職先次第で、再雇用よりも給与が高くなる ・場合によって、65歳以上も働ける可能性がある ・職場での人間関係や周囲の関係をリセットできる 憧れていた業界への就職やキャリアアップの可能性があると同時に、就職先次第で再雇用よりも給与などの待遇が良くなる可能性があります。心機一転して新しい環境や人間関係、仕事内容にチャレンジしてみたい方におすすめです。 一方再就職のデメリットは、以下の通りです。 ・普通の転職活動以上に、就職難易度が高い ・求人自体が少ないため、希望通りの仕事を見つけるのは難しい ・すぐに働ける確証がないため、無給期間が生まれる可能性がある ・無給期間に備えて、一定の貯金が必要 高齢であることを考慮すると、普通の転職以上に就職難易度は高くなります。スキルや経験などの明確なアピールポイントが必要でしょう。再就職向けの求人自体が少ないため、希望条件での就職を目指そうとするほど無給期間が延びてしまう危険性があります。
再雇用と再就職はどちらがおすすめ?
再雇用と再就職にはお互いにメリットとデメリットがあり、どちらかが優れているわけではありません。そのため自身が希望する働き方や条件を正しく認識したうえで、メリットとデメリットを見極めて判断することが大切です。すべてが希望通りになるとは考えにくいため、優先順位をつけて考えることも重要でしょう。
継続的に働くなら再雇用、心機一転するなら再就職
再雇用と再就職を比較するポイントは、職場環境の変化にあります。多少の変化はあれど、再雇用の場合は業務内容や人間関係に大きな変化はないでしょう。 一方別の企業に就職する再就職では、業務や人間関係がこれまでと全く異なります。そのため働くうえで、職場環境が精神面に与える影響は非常に大きいでしょう。特に近年では、給与以上に優先されるポイントでもあります。 職場環境の変化を重視して、自分に合った働き方を検討してみてください。 出典 厚生労働省 高齢者の雇用 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部