F1=フォーミュラEが25万ドル寄付、「皮肉の賭け」巡り優勝的中でも
[ロンドン 12日 ロイター] - 電気自動車の世界シリーズ「フォーミュラE」が、自動車レースF1の優勝を予想した賭けに伴い、慈善事業に25万ドル(約3800万円)の寄付をした。 フォーミュラEのジェフ・ドッズ最高経営責任者(CEO)は2月、フォーミュラEと比べてF1がいかに予測しやすいかを示すために賭けを行い、マックス・フェルスタッペン(オランダ、レッドブル)が優勝できなかった場合に賭け金の総額を支払うと約束していた。 しかし、今季のF1が予想以上に荒れたシーズンになったことから、ドッズCEOはフェルスタッペンが優勝したものの賭け金の寄付を決めた。寄付金は脊髄研究のためのレッドブルのウィングス・フォー・ライフ基金のほか、モータースポーツにおける女性のチャンスを増やすための新しい基金に分配される。 ドッズCEOは「シーズン開幕当初に皮肉交じりに始めた賭けは、フォーミュラEで女性が本格的にフル参戦することを最終的な目標に掲げ、フォーミュラEにおける男女平等を支援する真剣な取り組みへと発展した」と述べた。 これを受け、フェルスタッペンはドッズCEOに「オフの間はフォーミュラEを観戦する」と話したという。