ジュラシック木澤は正真正銘のラストステージへ。世界基準の「極太脚」大谷美咲も再び金メダルを狙う【IFBB世界選手権最終日プレビュー】
12月17日からの3日間、東京・有明コロシアムにて開催されるIFBB 世界フィットネス選手権 & 男子ワールドカップ。明日の開幕に先立ち、ここでは大会最終日に行なわれる競技と出場選手を紹介する。 【フォト】これぞトップオブ筋肉~2024男子ファイナリスト~
3日目の目玉はなんと言っても男子ボディビルだ。今回は「ワールドカップ」という名称での開催ではあるが、世界の選手と戦うことには変わりなく、日本人らしいボディビルを見せつけたいところ。全カテゴリー最多となる27人が出場予定で、もっともアツい戦いとなることは間違いない。
中でも注目は、やはりジュラシック木澤こと木澤大祐だろう。2024年シーズン終了をもっての現役引退を表明している中、最後となる男子日本ボディビル選手権を制し、念願の日本一に。日本でもっとも屈強な筋肉を持つ男のプライドを持って、正真正銘のラストとなる競技のステージに立つ。 そのほかにも、日本2位となったマッスルダンディズム・嶋田慶太や、国内最重量級王者の芳賀涼平、オリンピアンであり新境地で初の世界の舞台を踏む山本俊樹、巨大な背中を武器に国内で圧倒的な人気を誇るベテラン・須江正尋、日本屈指の脚を持ち、今年マスターズクラスに足を踏み入れた佐藤茂男ら個性あふれる筋肉戦士たちが海外勢へ挑んでいく。また、御年88歳のレジェンド・金澤利翼も輝きを見せてくれるはずだ。
女子競技ではボディフィットネスとウーマンズウェルネスが3日目に開催される。 ボディフィットネスでは、今年突如として現れ、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)界隈を震撼させた佐々木絢美が日本一の名を背負って世界のステージに立つ。さわやかなルックスながら、その体はバッキバキ。太腿のカットはすさまじく、それでいて左右差がないバランスボディは圧巻の域。 ジュラシック木澤の下で己を磨いてきた彼女は、「木澤さんと同じ景色を見たい」という一つの思いで戦い抜き、ボディビル日本選手権と同日開催となったフィットネス・グランドチャンピオンシップスに出場しその目標を達成した。奇しくも今大会においても同日のステージということで、その思いのままの“木澤イズムの継承者”として堂々としたステージングを見せてくれるはずだ。