タイ消費者信頼感、10月は8カ月ぶり上昇 政府の支援策など奏功
[バンコク 14日 ロイター] - タイ商工会議所大学(UTCC)が14日発表した10月の消費者信頼感指数は56.0と前月の55.3から上昇し、8カ月ぶりの上昇となった。政府の経済対策、金利引き下げ、経済状況の改善に支えられた。 UTCCのタナワット・ポンビチャイ学長は記者会見で、洪水問題が緩和するとともに、政府の現金給付で消費者の支出が増えたと述べた。 政府は9月末、総額140億ドルの景気刺激策の第1段階を開始。約4500万人に1人当たり1万バーツ(288ドル)の支給を目指しており、まず約1450万人に給付金が支給された。 中央銀行は先月、政策金利を予想外に0.25ポイント引き下げ、2.25%とした。 2020年以来初の利下げとなったが、タナワット氏は、消費者はなお景気回復が遅く生活費が高いと感じていると述べた。