遠方から来る両親のために、新幹線のチケットを取ってあげたら「それ使えるの?」と聞かれました。代理での購入は「無効」になるのでしょうか?
普段あまり鉄道を利用しない人が新幹線に乗る必要がある場合、第三者に代わりにチケットを取ってもらおうと思うかもしれません。 今回のケースでは、訪ねてくる両親のために新幹線のチケットを取得しています。しかし第三者が予約したチケットを使えるのか、使える場合はどうする必要があるのか、いろいろ不安に感じる人もいるでしょう。 本記事では、新幹線チケットの代理購入について解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
新幹線の代理購入は有効?
新幹線のチケットを本人以外の人が購入することは可能です。チケットを購入した後に、家族や友人に譲渡できます。 今回のケースでは子どもが両親のためにチケットを購入していますが、もちろん両親にそのチケットを渡しても有効です。 ただしクレジットカードを使用する場合は注意が必要です。仮に子どもが「えきねっと」でクレジットカード支払いを選んで申し込んだ場合、紙のチケットを受け取るには申込時のクレジットカード現物、もしくは「受取用QRコード」や「受取コード」が必要です。 このうちクレジットカードでの受取は、名義人本人しかカードを使えないため、離れた場所にいる両親が受け取る方法はありません。 この場合、いったん子どもがチケットを受け取ってから、親に渡す必要があります。
新幹線のチケットを代理購入して渡す方法
子どもが新幹線のチケットを申し込み・購入して、両親に渡したい場合、以下のような方法が考えられます。 ●紙のチケットを受け取って郵送する ●インターネットで申し込みして両親に紙チケットを受け取ってもらう それぞれの方法を解説します。 ■紙のチケットを受け取って郵送する まず子どもが新幹線のチケットを購入します。直接券売機や窓口などで直接購入するか、インターネットで申し込んでからチケットを受け取りましょう。 その後チケットを両親に郵送します。郵送方法としては一般書留や簡易書留などで送れるでしょう。 料金例として、定形外郵便(規格内)で簡易書留にて送付すると、1通あたり490円かかります。 ■インターネットで申し込みして両親に紙チケットを受け取ってもらう インターネットで予約申し込みしたチケットを、子どもが一度受け取るのではなく、直接両親に受け取ってもらう方法もあります。 例えば、JR北海道、JR東日本、JR西日本では、一部のチケットを除き、えきねっとで申し込んだチケットを受け取るのに受取用QRコードや受取コードを使用可能です。これらのコードを使った紙チケットの受け取りは本人以外でもできるようです。 ただし東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線、西九州新幹線を含む予約については、受取用QRコードと受取コードが発行されないため注意が必要です。 この方法だと郵送しなくていいため、郵送料を節約できます。ただし、もし両親がスマホやQRコードなどの扱いに慣れていない場合、チケットの受け取りが難航するかもしれません。 この方法を使う場合は、事前にチケット受取方法について説明しておくといいでしょう。
新幹線のチケットは代理購入でも問題ない
新幹線のチケットを第三者が代理購入することは問題ありません。紙のチケットを受け取った場合は、両親あてに書留などで郵送できます。 えきねっとで申し込んでクレジットカード支払いにした場合は、申し込んだ子どもがいったんチケットを受け取ってから郵送するか、受取用QRコード、受取コードを両親に伝えてチケットを受け取ってもらえるかすれば譲渡できるようです。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部