元日発売 JR最高地点走る小海線デザインの七味缶、高原の雰囲気味わえる?
開業110周年記念
JR小海線の写真を基にデザインした缶入り七味唐辛子「2025年イヤーモデル小海線缶」が来年1月1日に発売されるのを前に、長野県佐久市の中込駅でセレモニーが開かれた。前身の佐久鉄道を含めて小海線が来年開業110周年を迎えるのを記念。デザインのお披露目や缶のデザインのヘッドマークを飾った列車の出発式があった。 【写真】列車に飾られた小海線缶デザインのヘッドマーク
小海線缶は、浅間山を背景に佐久市の太田部駅と龍岡城駅間の田園風景の中を走る列車をデザイン。八幡屋礒五郎(長野市)が発売する。同社社長の9代目室賀栄助さん(63)は「一番良いと思っていたデザインが選ばれた。来年は小海線が注目されそうな予感がする」とあいさつ。JR東日本長野支社小海線統括センター(佐久市)の中村麻紀所長は「小海線缶をきっかけに一人でも多くのお客さまに足を運んでほしい」と期待した。
小海線缶のデザインのヘッドマークを飾った列車も駅に登場。室賀さんと中村さん、同市中込の写真店「中込カメラ」店主の高橋修悦(しゅうえつ)さん(67)の「出発進行」という合図とともに発車した。列車は来年1月21日まで小海線を走るという。
八幡屋礒五郎の「イヤーモデル缶」
その年にふさわしい絵柄を商品化する八幡屋礒五郎の「イヤーモデル缶」の一環。20年の節目を迎え、高橋さんが撮影した列車や風景の写真8枚から、初の試みとして一般投票でデザインを選んだ。約2200人が6月にオンラインや中込駅などで投票し、最も得票が多かった写真を採用した。同じデザインの椅子も同社が中込駅に寄贈し、除幕した。
中込駅での販売は110缶限定
小海線缶は14グラム入り540円。元日から中込駅や佐久平駅(佐久市)、小淵沢駅(山梨県北杜市)のほか、八幡屋礒五郎本店(長野市)や軽井沢店(軽井沢町)、同社オンラインショップなどで購入できる。中込駅での販売は110缶限定で、特典としてデザインの基となった写真をプレゼントする。