全日本大学準硬式野球 東西対抗日本一決定戦 甲子園大会 9ブロック対抗日本一決定戦 21日に開催
全日本大学準硬式野球連盟は21日、阪神甲子園球場で「全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会(報知新聞社など後援)」、「9ブロック対抗日本一決定戦」を開催する。東西対抗戦は昨年に続く開催で、メンバーは書類選考を基準に、スタッフ・選手含め、東西で総勢50名が選出された。初開催となる9ブロック対抗戦は、17日の準決勝を勝ち抜いた全関西選抜と全九州選抜による決勝戦となった。選手を代表し、東日本選抜の主将を務める早大・久保嶋真也主将(4年)=桐蔭学園=と、東京六大学を制した慶大・佐藤遼平主将(4年)=桐朋=が、意気込みや目標などを語った。 「準硬式野球の魅力をさらに広げていけるような大会にしたいです」東日本選抜主将の久保嶋が誓った。肩や腰の故障に悩まされながらも、野球に本気で取り組むと同時に、学生ならではの様々な経験を積めることに魅力を感じ準硬式の道を選択。毎日変わる自身の体の調子を把握し、その日のベストパフォーマンスを出せるよう模索している。 無類の勝負強さは、高校時代軟式野球で培ったミート力から。これまで多くの殊勲打を放ってきた。優勝した昨秋には、負ければV逸の慶大2回戦で初球を捉えサヨナラの右越え本塁打。勝った方が優勝の立大3回戦では、0―2で迎えた7回1死一、二塁、右越えに逆転3点本塁打を運んだ。「幼少期から憧れていた甲子園の舞台に立てることが非常に光栄でうれしく思います。泥臭く白球を追う姿を見せたいです」と、聖地でも全力プレーを誓った。久保嶋が「六大学だけでなく、全日本を共に引っ張っていく存在として切磋琢磨している関係」と話したのが、慶大の佐藤主将。打撃と肩が持ち味の大型捕手で、今秋はリーグ最多の8打点と打線をけん引した。「野球人生最後の試合に甲子園という憧れの舞台に立てるので、全力で楽しみつつ、チームの勝利に貢献できるよう精一杯頑張ります」と佐藤。早慶の主将が夢舞台で躍動する。 午後には9ブロック対抗戦(決勝)を聖地で初開催。準決勝で4連覇中の関東選抜に逆転勝利し、昨年のリベンジを果たした全九州選抜の主将、福岡大・山口鉱輝(3年)=西日本短大付=は「野球をさせてもらえる環境に感謝しながら、はつらつとしたプレーをみせたいです」と意気込んだ。
報知新聞社