小田裕太郎の所属ハーツ、ネイスミス監督解任を発表…昨季3位で欧州カップ戦出場も今季は最下位に低迷
日本人FW小田裕太郎の所属するハーツは22日、スティーヴン・ネイスミス監督の解任を発表した。 現在38歳のネイスミス監督は、現役時代にレンジャーズやエヴァートン、ノリッジ・シティなどで活躍。スコットランド代表としても51試合の出場キャップを誇るなど、クラブや代表で存在感のあるパフォーマンスを見せた。すると引退後の2023年4月、選手時代の最後を過ごしたハーツの暫定監督に就任。そこから結果を残し、昨季はクラブをスコティッシュ・プレミアシップ3位に導いている。その結果、8月には2026年までの新契約で合意。正式な指揮官に就任していた。 しかし今季は、リーグカップ2回戦で2部フォルカークを相手に敗退すると、ヨーロッパリーグ・プレーオフではヴィクトリア・プルゼニにホーム&アウェイで敗れ、カンファレンスリーグに回ることに。さらに、リーグ戦でも開幕6試合で勝ち点1しか獲得できず、最下位に沈んでいる。 こうした状況から、ハーツはネイスミス監督の解任を決断。アンドリュー・マッキンレーCEOは「状況好転の兆しがほとんど見られなかった」とし、理由を説明している。 「今シーズン、物事がうまくいっていないことは明らかだ。彼らは自分の役割に懸命に取り組み、彼らがいなければ昨シーズンの成功はなかった。しかし、特にサッカーでは状況が急速に変化する。結果とパフォーマンスがこのクラブで期待される水準を下回っており、残念ながら状況が好転する兆しはほとんど見られなかった。カンファレンスリーグが始まろうとしており、リーグ順位にも注目が集まる中、現状を維持するわけにはいかない。短期的および長期的な次のステップについて、サポーターの皆様にまもなくお知らせする。現時点では、クラブからこれ以上のコメントはない」 なお2023年1月にハーツへ加入した小田は、3シーズン目となる今季ここまで5試合に出場。1ゴールを記録している。