【MLB】2024年ワールドシリーズを制するのは?ヤンキース対ドジャースの勝敗予想
スーパースターが好きなら、2024年のワールドシリーズはきっと気に入るはずだ。 今年のワールドシリーズは、控えめに言ってもスモールマーケットのチームは登場しない。ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースは、ぜいたく税に対する年俸でそれぞれ2位と3位にランクされており、両チームは長年に渡ってレギュラーシーズンで圧倒的な強さを誇ってきた。 【ライブ速報】大谷翔平所属ドジャースvsヤンキース|試合経過・結果・ハイライト|MLB 2024ワールドシリーズ第1戦(10.26) ここでは、ドジャース対ヤンキースのワールドシリーズ展望をまとめた。
2024年ワールドシリーズの展望
近年に限れば、両チームが10月に対戦することは珍しい。ヤンキースとドジャースがワールドシリーズで最後に対戦したのは1981年で、このときはドジャースがヤンキースを4勝2敗で下し、5度目の優勝を果たした。43年の間に多くのことが変わったが、ヤンキースとドジャースは依然として名門チームとして君臨している。 今年のワールドシリーズには、大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンと、5人の元MVP選手が出場する。 この中には、MLB球界でもトップクラスの一人であるフアン・ソト、元サイ・ヤング賞受賞者のゲリット・コール、そしてMLB史上最高額となる3億2500万ドルの契約を結んだ山本由伸も含まれていない。さらには、戦列を離脱しているドジャースのクレイトン・カーショウと、故障者リストの中にも元MVP選手がいる。 ヤンキースもドジャースも多くのスター選手が所属しており、このシリーズは歴史的なシリーズになるかもしれない。しかし、このワールドシリーズをスーパーチーム同士の戦いとするのはフェアではない。
ドジャースとヤンキースに弱点はある?
ドジャースにもヤンキースにも弱点はある。ヤンキースはレギュラーシーズン中、ジャッジとソト以外の打者から安定した成績を引き出すのに苦労した。2人以外でOPSが0.725を超えたのは、スタントンとジャズ・チザムJr.のみ。そして、チザムJr.はトレードで移籍したため、今シーズン最後の2か月だけしかヤンキースで過ごしていない。 では、ヤンキースはどうやってワールドシリーズまで上り詰めたのだろうか。ソトは突然レギュラーシーズンのような打撃を見せ、スタントンは絶好調でチャンピオンシップシリーズMVPを獲得した。 さらに、アンソニー・ボルピーとグレイバー・トーレスの両選手はレギュラーシーズンで思うような成績を残せなかったものの、今ポストシーズンではともに出塁率を上げている。 これはヤンキースにとって素晴らしい兆候だが、後退する余地もある。スタントンの調子は極端な浮き沈みで知られている。調子が良い時は絶好調だが、調子が悪い時は全くと言っていいほど打てなくなる。 トーレスとボルピーも、調子が良い時期よりも悪い時期の方が多いシーズンを過ごした。5日間のオフがあるため、ヤンキースの攻撃力がワールドシリーズでも継続できるかには疑問が残る。