“交流戦男”の今永昇太や山本由伸、松井裕樹がメジャーに行ったけど「首位打者はセだと牧秀悟。パは?」直近3年データ比較が面白い
今永5勝0敗、由伸7勝1敗、松井18Sに続くのは?
最後に、投手成績を見ていこう。 【投手:規定投球回数以上の防御率5傑】 〈セ・リーグ〉 今永昇太(De)9登5勝0敗64回60振 率1.41 西勇輝(神)9登4勝2敗56.3回43振 率2.09 小川泰弘(ヤ)8登5勝1敗54.2回37振 率2.66 小笠原慎之介(中)9登2勝4敗57回48振 率2.84 戸郷翔征(巨)10登8勝2敗68.8回62振 率3.00 〈パ・リーグ〉 山本由伸(オ)9登7勝1敗69回76振 率1.04 山﨑福也(オ)9登7勝1敗56.8回45振 率1.74 上沢直之(日)10登5勝2敗74.9回63振 率1.92 山岡泰輔(オ)10登3勝2敗60.8回63振 率2.511 加藤貴之(日)11登2勝6敗68回39振 率2.514 打者とは対照的に、防御率はパの方が良い。交流戦は投手力のパvs打撃力のセという図式であることがわかる。
交流戦はペナントの「ゲームチェンジャー」
交流戦最多セーブは昨年まで楽天・松井裕樹の18、続いてロッテ益田直也の17、セではDeNA山﨑康晃、巨人・大勢の9、ホールドはヤクルト清水昇が16、楽天・酒居知史が15をマークしている。 なおDeNAの今永、オリックスの山本、日本ハムの上沢、松井はMLB各球団に移籍し、今年はNPBにいない。昨年の人材流出が大きかったことを改めて思い知る。 交流戦は、ペナントレースの「ゲームチェンジャー」と言える。今季も、面白い化学変化があることを期待したい。
(「酒の肴に野球の記録」広尾晃 = 文)
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