人気スタイリストに聞いた「柄の服で失敗しない」選び方「だから上手に着こなせる」納得の理由
高揚感をもたらす一方で、ともすると派手さも気になる、知っておきたい柄アイテムを攻略する方法。「ほどよさ」のあるスタイリングで人気のGISELeスタイリスト・樋口かほりさんにシンプル服とも調和する柄の選び方と、組み合わせ方を聞き込み。 ≫【この記事を写真で見る▶全17スタイルの実例一覧へ】 人気スタイリストが教える「柄の失敗しない選び方」上手に着るために「合わせる服」 【スタイリスト・樋口かほりさん】 毎号表紙も担当するGISELeスタイリスト。大人に似合うカジュアルをモットーに、リアリティのあるアイテム選びの提案と肩の力を抜いて着られる、シンプルカジュアルなスタイリングは毎号多くの反響が。
【ストライプ&チェック】 お堅いジャケットやパンツで投入。 ゆるめな形で細めのピッチを 「ジャケットや美形なパンツなど、キレイめなアイテムを着たいときの、品のいいハズしとして使えるストライプとチェック柄。柄に知性があるぶんシルエットでゆるさを意識すると、まじめすぎずラフすぎず、ほどよい存在感に落ち着きます」(樋口さん) 【花柄】 白か黒をベースカラーに 「花柄というだけで甘さがしっかりとあるので、ベースの色はシャープに見えるものがベター。なかでも見慣れたモノトーンだと、すでにある手持ちのアイテムとも合わせやすいうえ、洗練された印象になります」(樋口さん) 【リゾート柄】 柔らかく「しっとりとした素材で」 「今シーズン注目のリゾート柄。質感的にはニットのように、やわらかく、上質な風合いに動きをつけることで生まれる女らしさが、リゾート柄を都会っぽく見せてくれます。シャツならどんなにくずしてもきちんと感が残るので、バランスもとりやすいはず」(樋口さん) 【柄を上手に攻略するためのベーシック服】 ・「ラルフローレンが似合うメンズ」がヒント 「白Tに白のハーフパンツを合わせて、ラルフのベージュシャツを重ねたい。白だけでなく、コクのあるベージュだから、柄をはじめキレイな色とも合わせやすい。ラルフのメンズのルックに出てきそうなスタイリングがイメージです。シャツのパッチと色リンクしたネイビーの眼鏡で知的に装うのもあり」(樋口さん) ・ボトムと靴はネイビーでワントーン 「ネイビーは白にもキレイ色にも柄にも合わせやすく、上品な印象に仕上がるので夏はとくに重宝。コンバースは色やデザイン違いで10足ぐらい保有。「スニーカーでハズしています」というわかりやすいくずし方が苦手なので、落ち着いて見せるためにボトムとスニーカーの色をそろえることが多いです」(樋口さん)
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