【岩手初のプロ棋士】小山怜央四段が知事に昇級を報告 中高生に対局指導も 岩手・盛岡市
TVIテレビ岩手
2023年、岩手初の将棋のプロ棋士になった釜石市出身の小山怜央四段が22日、C級2組への昇級を達増知事に報告し、午後からは盛岡の中高生を指導しました。 県庁を訪れたのは、2023年2月、将棋のプロ棋士編入試験に合格した釜石市出身の小山怜央四段です。 「奨励会」を経ずにプロ入りしたのは戦後初の快挙で、プロ2年目となることしは、7月に日本を代表する棋士の一人・谷川浩司十七世永世名人との対局に見事勝利。フリークラスからC級2組に昇級しました。 小山四段は、達増知事に「昇級を報告できることをうれしく思います」と語り、達増知事は谷川十七世名人に勝ったことに触れ、「非常に意義ある昇級」と称えていました。 小山怜央四段 「(谷川十七世名人戦は)なかなか勝つ自信はなかったが、準備などがうまくいって、(勝って)現実なのかなという気持ちで、本当にうれしかった」「(今後は)順位戦をはじめ各棋戦で頑張るので(これまでと)同じように応援していただけたらうれしい」 この後、小山四段は、将棋の強豪校である岩手中学校・岩手高校を訪れ、囲碁将棋部の生徒3人を相手にする「多面指し」で対局しました。 岩手高校は、小山四段が釜石高校に通っていた当時、よく対戦していたということで、生徒たちは、集中力を高めて憧れのプロ棋士との対局に臨んでいました。 囲碁将棋部の部員 「しっかりとしているというか将棋の内容が」「わながたくさん仕掛けられていて」「やっぱり自分との実力差を痛感させられましたね」 小山四段は、23日は紫波町で開かれる「岩手将棋まつり」に参加する予定です。