【タイ】オークラ、28年に首都と北部でホテル開業
タイの大手財閥TCCグループ傘下の不動産事業持ち株会社アセット・ワールド・コープ(AWC)は2024年12月26日、「オークラ」ブランドのホテルを北部チェンマイ県と首都バンコクに各1軒開発すると発表した。ともに日本とタイ文化の融合を打ち出し、2028年に開業する予定だ。 AWCはこのほど、ホテルオークラとホテル運営委託の契約を結んだ。ホテル2カ所への投資額は76億バーツ(約351億円)超で、総客室数は400室超(各200室超)。チェンマイでは28年第1四半期(1~3月)、市街地中心部チャンクラン通りに「オークラ・リゾート・チェンマイ」を、バンコクではトンロー通り(スクンビット通り・ソイ55)に28年、「オークラ・プレステージ・スクンビット・バンコク・ホテル・アンド・スパ」を開設する。 チェンマイのホテルでは、畳と浴衣、温泉付きの旅館風の客室を提供する。温泉施設、スパ、レストラン、カフェ、専門料理店、ラウンジ、ルーフトップバー、プールも併設する。レストランでは、地元の原材料と日本の調理技術を使った「おまかせ」や懐石を提供する。 トンローでは、健康増進と長期滞在を想定したサービスを用意する。各顧客向けにデザインしたウェルネスプログラムを体験し、滞在中に心と体をリフレッシュすることをアピールする。部屋は温泉付き、旅館風、西洋風があり、バンコクの街並みが一望できる日本風のロビーやバーも設置する。