レストアはこれで終了ではない。ナンバー取得を目指し、エンドレスではさらなるプロジェクトが
ガレージで見つかった1台のチェリー。走ることへの意欲を感じさせながらも、長らく眠っていたボディが路上復帰を拒んだ。そこでエンドレスがチームを組み、新たなプロジェクトをスタートさせたのだった。 【画像20枚】レストアを終えた後のエンジンルームなど。ラジエーターとホースは竹口自動車製。エンジンチューンにM.D.Iなどが追加されている。レストアは一区切りついたものの、まだまだ終わりではない。ナンバー取得を目指す 【エンドレスが挑む もう一度走りたかったチェリーX-1R】 チェリーのレストアはこれで終了したわけではない。いまだに不足パーツを探している。実はこのクルマ、書類がない。オーナーが書類をなくしてしまって、自分のクルマであるにもかかわらず、書類を出せないというクルマだった。 エンドレスではナンバー取得を目指して、法的手続きを進めている。クルマを正規に走らせたいという思い出がチームを動かし、新たな方法を見つけたのだ。 9月頃からスタートして、クルマが完成したのは「クリスマスプレゼント」だったというように、12月25日のこと。作業は非常にタイトだったが、みんながやる気になっていたからこそ実現できたと花里社長(当時)はいう。協力企業、スタッフによるエンドレスのチーム力がまた奇跡を起こしたといっていいだろう。 クルマを展示すると、各方面からパーツ提供オファーが舞い込んできた。もしかしたら、不足しているゴム類なども出てくるのではと、エンドレスでは期待を寄せている。そして、ナンバープレートが取れたら、イベントに積極的に参加したいという。公道を走るエンドレスチェリーを早く見てみたい。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部