【カンボジア】神鋼環境、東部モンドルキリの浄水設備増設
神戸製鋼グループの神鋼環境ソリューション(神戸市)はこのほど、カンボジア東部モンドルキリ州センモノロム市での浄水設備の増設が完了したと発表した。浄水設備の処理能力を日量2,000立方メートルから3,000立方メートルに増設した。 浄水設備は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の域内格差是正などを支援する「日・ASEAN統合基金(JAIF)」の予算で整備され、2016年に運用を開始。モンドルキリ水道公社から在カンボジア日本大使館に草の根・人間の安全保障無償資金協力の要請があったことを受け、処理能力を1,000立方メートル増やした。増設工事の契約は今年3月に締結、9月に試運転を完了した。 10日には竣工式を開催し、ヘム・バンディー工業科学技術革新相、植野篤志駐カンボジア日本大使らが出席した。 神鋼環境ソリューションは、カンボジアで10件を超える浄水設備案件を受注している。