年末年始はSwitchで異世界にどっぷりハマろう! 1人プレーが楽しい厳選タイトル5本紹介
本作はタイトルのとおり、高圧洗浄機のシミュレーターである。さまざまな汚れたものを掃除するだけのいたってシンプルなゲームだ。 「そんなゲームの何が楽しいのか?」と思うかもしれないが、濡れもせず汚れもしない掃除体験は悪くない。無心になってただただ汚いものをキレイにしていくと、いつの間にか時間が過ぎ去っていくのである。洗っているものは、実は自分の心だったのかもしれない。 現実の掃除は苦しく汚いが、ゲームの掃除はなぜか黙々とプレイできてしまう。問題は、現実の家が特にキレイにならないことくらいのものだ。
■藤子Fファン必見のドラえもんゲーム もし『ドラえもん』などの藤子・F・不二雄の作品を読んだことがあるのならば、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』を遊んで損はないだろう。 本作はドラえもんたちがどら焼き屋を経営するシミュレーションゲーム。と思いきや、実際には経営で悩むことがなく、仕事をこなせばどんどん発展していくカジュアルなゲームである。 では何が楽しいのかといえば、それは藤子・F・不二雄作品のあらゆるキャラクターが出てくるところだ。パーマンやエスパー魔美はもちろん、ぞうくんとりすちゃんなどのマイナーキャラまで勢揃いとなっている。
頭を悩ませず淡々と進めていくだけでどら焼き屋が発展していくので、コタツでゴロゴロしながら遊ぶゲームにもぴったりだ。 ■国民的RPGドラクエIIIのリメイク作 かつての日本では、RPGがゲームのなかで最も目立つ存在だった。そのなかでもトップクラスの人気を誇る『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』がリメイクされたのだから、大きな話題になるのも当然である。 すでに過去2度リメイクされている本作だが、今回は「HD-2D」というドット絵と3Dグラフィックを組み合わせたビジュアルで、原作の魅力を現代風に描いている。
ゲームシステムにも変更が加えられており、フィールドを探索するとさまざまな道具・装備が手に入ったり、はぐれモンスターを仲間にするといったシステムが追加。「特技」の追加でゲームバランスにも手が加えられている。 とはいえ全般的にはオーソドックスなリマスターといった印象で、昔を懐かしむ人には向いている作品だろう。
渡邉 卓也 :ゲームライター