30歳でミリオネアとなった女性は、目標達成のために4つのステップを踏んだと語る(海外)
シャロン・ツェン氏は9時から5時までの仕事に生涯ずっと縛られるのは嫌だと考えた。 そこで、節約と投資を行ない、スキルを獲得し、受動的収入源を増やした。 2年間世界を旅行し、毎日仕事をしなくても収入を得る方法を学んだ。 シャロン・ツェン氏はカリフォルニア大学バークレー校を2012年に卒業した。初めてフルタイムの仕事を得たのは卒業直後の21歳のときで、マーケティングのコーディネーターとして就職し、年収は3万ドル(約450万円、1ドル=150円換算:以下同)だった。 「卒業して働き始めたとき、大人はこれを毎日60歳になるまで続けるのかと思ってショックを受けた」と、ツェン氏は語る。 数年後、彼女はヨーロッパへ1カ月の旅行をした。このとき、自分の時間の使い方を自分で決められるだけの経済的自由を手に入れる方法を見つけようと決心した。毎日同じ場所へ出勤して、同じ壁を眺めながら特にやりたくもない仕事をこなす。そんなことを残りの人生ずっと続けるのは嫌だと思った。そこで、毎日の仕事とは異なるやり方で収入を得る方法について考えるようになった。 ヨーロッパから戻ったツェン氏は投資に加え、受動的所得を得るための複数の収入源の構築を始めた。Business Insiderが確認した記録によると、30歳の時点で純資産が100万ドル(約1億5000万円)を超えた。 受動的所得だけで生計を立てることは可能だが、仕事は辞めないことにした。今の仕事は楽しいし、そこからの収入で資産を増やすこともできるからだ。現在は自身のブログ、YouTubeアカウント、TikTokあるいはインスタグラムを通じて、お金との付き合い方、投資の仕方、受動的所得の獲得方法などを人々に教えている。 以下、彼女が目標を達成するために踏んだ4つのステップを紹介する。
1. 支出を最小限に
年収が3万ドル、時給にすればだいたい15ドル(約2250円)だったころ、絶対に必要なもの以外、たとえば衣服、バッグ、外食などにお金を使うのを極力避けるようにした。何かを買おうか迷ったときは、必ずその価格を稼ぐのにかかる時間を計算した。そうすることで、その何かにお金を使う価値があるかどうかが、判断しやすくなった。 また、多くの友人とは違って、すぐに都会に引っ越すのではなく、20代半ばまで両親の実家で暮らし続けたので、家賃を節約することもできた。手ごろな価格の中古車を買ったので、ローンを組む必要もなかった。 「多くの人は気づいていないが、新車というものはディーラーの駐車場を離れるやいなや価値を失う。私は減価償却資産としてローンを組む必要がないように、6700ドル(約100万円)の手ごろだが安全な中古車を現金で買うことにした。節約できた分を投資に回せるし、少しぐらい傷がついても気にならないので、この車が本当に気に入っている」とツェン氏は語った。 ツェン氏は27歳で実家を出た。しかし、その後も支出を抑え続けたかったので、ベッドルームがふたつあるアパートメントを2名のルームメイトとシェアすることにした。それぞれの家賃を低く抑えるために、リビングルームを3つ目のベッドルームとして使った。結果、ツェン氏が支払う家賃は収入の15%にも満たなかったそうだ。