どんな大会か知ってる? 警察官が技術を競う「全国白バイ安全運転競技大会」とは
どんな事がおこなわれているの!?
平和を脅かす犯罪を取り締まり、私たちの日常を守ってくれる存在である警察。 普通に暮らしているだけで警察官を見かける機会は多くあり、バイクに乗ってパトロールをしている姿や、交番勤務をしている姿などを、見たことがあるという人も多いと思います。 【画像】白バイ隊員たちの日々培われてきた技術を競う「全国白バイ安全運転競技大会」を画像で見る(10枚) そんな警察の職種の一つに「白バイ隊員」があります。白バイ隊員とは交通機動隊に所属し、パトロールや交通違反の取り締まりなどをおこなう職種。高度な運転技術が求められるため、白バイ隊員たちは日々ライディング技術の訓練に取り組んでいます。 そんな、日々運転技術を磨いている白バイ隊員たちが参加できる、「全国白バイ安全運転競技大会」という大会が存在しています。 この全国白バイ安全運転競技大会とは、どのような大会なのでしょうか。
警視庁の公式HPに記載されている発表資料によると、全国白バイ安全運転競技大会とは「白バイ乗務員の運転技能を向上させ、受傷事故の絶無を期すとともにその士気の高揚を図り、もって道路交通の安全の維持に資することを目的として開催するもの」との事。 大会への参加者は、各都道府県警察を代表した白バイ隊員たち。つまり、全国白バイ安全運転競技大会とは、選ばれし白バイ隊員たちが運転技術を競うための大会です。 全国白バイ安全運転競技大会は警視庁が主催しており、1969年に第1回目が開催されました。そこから年に1回、現在に至るまで毎年開催されており、2024年度で54回目の開催となっています。 今年度の開催日は10月12日、13日、14日の三連休。開催場所は茨城県ひたちなか市新光町にある、自動車安全運転センター安全運転中央研修所。ちなみに、1992年の第24回目までは、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催されていました。 なお、同大会は一般の見学者も入場可能となっています。
白バイ隊員たちの日々培われてきた技術を競う大会
運転技術を競うための種目には、どのようなものがあるのでしょうか。全国白バイ安全運転競技大会では、4つの競技種目が設けられています。 ひとつ目は、バランス走行操縦競技。パイロンスラローム、8の字走行、小道路旋回、ナローコース、回避制動などによって競われる種目で、白バイを運転するにあたって最も大切である、バランスの技術を競うための競技です。 ふたつ目は、トライアル走行操縦競技。災害現場を想定し設定されたセクションを走行して競う競技です。 この操縦は二輪車運転の応用になるものでもあり、スピードではなく足つきや転倒などが減点対象として採点されます。