【マーメイドS・コメントのツボ】重賞2勝目を狙うミッキーゴージャス トップハンデでも安田調教師は「見合う競馬をお見せできれば」
[GⅢマーメイドステークス=2024年6月16日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝内2000メートル] <栗東トレセン>愛知杯に続く重賞V2を狙うミッキーゴージャス。「走る方に気が向かなかったようで、調教の良さを全く出せずに終わってしまいました」と前走・大阪杯を振り返る安田調教師。「斤量は見込まれたなと感じますが、想定した上での出走。それに見合う競馬をお見せできれば」と56・5キロのトップハンデでも主役は譲る気持ちはなさそう。 コスタボニータは福島牝馬Sに続いて重賞2連勝を狙う。「攻め馬のキレとか、帰ってからのカイバ食いの雰囲気は前回よりもいい」と上昇ムードを告げる大井助手。「初めての京都だけど、どのコースでも結果を出してくれているからね。2000メートルがどうかだろうね」と距離を課題に挙げる。 過去10年で、前走=3勝クラスを走っていた馬が7勝というデータからもエーデルブルーメは侮れない。「1週前の時点でも動きは前走時より少し良くなっている。やれば動くから、それよりはまずは心臓をしっかりつくってレースまでにもう一段階、動きの質を上げていきますよ」と福永調教師。 当距離では牡馬相手の中日新聞杯で3着の好走があるピンハイ。杉浦助手は「前走は欲を言えばもう少し伸びてほしかったけど内容は悪くなかった。能力は通用するので展開が向けば」と話す。 リバティアイランドを負かしたアルテミスS以来、勝ち鞍がないラヴェル。「帰キュウしてからはちょっと力んじゃったり、休み明けという感じだったが、少しずつ良くなっている」と語る福岡助手。「中間も変わらず我慢できるように調教を工夫している。ちゃんと我慢すれば反応する馬だから」と復活をにらむ。 <美浦トレセン>前走比2キロ減の斤量54キロで大駆けを狙うエリカヴィータ。「このところ落ち着いて、カイバもよく食べています」と順調さをアピールする鈴木助手。「牝馬特有のイレ込みもなくなった。調教と競馬が合えばもう少しやれそう」と期待した。
東スポ競馬編集部