【宝塚記念・コメントのツボ】4年連続GⅠ勝利のかかるドウデュース 相棒・武豊も自信「あきれるぐらいいい動き」
[GⅠ宝塚記念=2024年6月23日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝外2200メートル] <栗東トレセン>ここを勝てば7頭目(1984年のグレード制導入以降)の4年連続GⅠ勝ち馬となるドウデュース。加えて、主場4場(東京、中山、京都、阪神)GⅠ制覇(過去4頭)もかかった大事な一戦となる。主戦の武豊は「あきれるぐらいいい動きでしたね」と自らが乗った1週前追い切りの動きを最大限に評価。ドバイターフを「いい騎乗ができなかったし、すごくモヤモヤした感じで終わってしまった。周りにも馬にも申し訳ないレースになってしまった」と振り返り、「ここは結果で応えたい気持ちがすごく強い。それだけですね」と力強く結んだ。 大阪杯を勝ち、現4歳牡馬世代の代表格となったベラジオオペラ。コンビを組む横山和は「ダービーの時は強烈に緩さがあったんですけど、一本芯が通ってきたと思います」と4歳になっての成長を実感。「去年も夏負けが尾を引いたと聞いていますが、そのへんは上村先生をはじめキュウ舎スタッフがしっかりケアしてくれると思うので信頼しています」と語った。 ジャスティンパレスが天皇賞・春に次ぐGⅠ2勝目を狙う。「メンコを外すとファイトするところがある」と話す杉山晴調教師。「当該週はメンコを着けてある程度落ち着いた中で負荷をかける微調整がしたかった」と最終追いでメンコを着けた理由を説明。「もしかしたら皆さん映像を見て手応えが悪いんじゃないかなと思われるかもしれないですけど、メンコを着けるとそういうところがあるので、手応えについては心配していません」と話した。 これが実に16度目のGⅠ挑戦となるディープボンド。大久保調教師は「7歳でも触ると筋肉がとても柔らかく、衰えを感じません」と状態の良さを力説し、「一番結果の出ている京都外回りで、またボンドらしい走りができれば」と悲願に向けてまい進する。 今年のGⅠで3勝を挙げるエピファネイア産駒のブローザホーン。「使ってきていますが、体がしぼむどころかさらに張りが出てきています。前走を見ても下り坂は上手ですし、どこからでも競馬できるので」と吉岡調教師は好感触を伝えてきた。 <美浦トレセン>皐月賞Vを最後に、6戦未勝利が続いているソールオリエンス。「内回りより外回りのほうがいいと個人的には思っていて、(京都は)向いているんじゃないかと思います」と手応えを打ち明けた横山武。「最近、成績が振るわないですけど皐月賞馬ですし、能力はGⅠ馬としてやれると思います」と信頼を寄せた。 大阪杯2着の⑩ローシャムパーク。戸崎圭は「どんな条件になっても走れる強さがあると思っていますし、馬場がある程度悪くなってもこなしてくれると思います」と話す。
東スポ競馬編集部