ポピンズが手がける教育+保育「エデュケア」の現場を見学してみた
ポピンズのナーサリースクールで大好評なのが、世界のさまざまな国とオンラインでつながる”ワールドツアー”シリーズ。旅行代理店と協力して、バーチャルで海外の国々や名所をめぐるものだ。「オリジナルパスポートを持って、ポピンズ空港から出発する」という設定も、リアル感とワクワク感を演出。2023年11月に開催したフィンランドでのツアーでは、全国のポピンズナーサリースクールから約660名が参加。プロジェクターを通じて「本物のサンタクロース」と交流し、おおいに盛り上がったという。子どもにとって特別な存在のサンタとつながれたことは、いつまでも忘れられない思い出になったことだろう。
地域の人びとと花壇ボランティア活動
今年で3年目を迎える花壇ボランティア活動では、下丸子公園の花壇をお世話する愛花会の方々と水やりや花がら摘みを行なっている。毎週欠かさず参加することで、地元の方々との地域交流を深めるだけでなく、なかなか土いじりをする機会がない子どもたちにもよい機会になっているという。地域の方々と会話をしたり、花の名前を教わったり、花が咲く喜びを分かち合ったりと、多くの学びにつながっている。 「最初は『咲いているお花を摘むのはかわいそう』と言っていた子どもたちも、花を摘むことによって長く楽しめると知ると、積極的に手伝うようになりました。いまでは子どもたちが摘むべき花を自身で判断して、手入れしています」と、担当の保育者。 花壇の手入れが終わると、子どもたち全員で「ありがとうございました」と、ボランティアたちに元気よく挨拶。 愛花会の皆さんも、かわいい子どもたちから元気をもらえるので、毎週ここへ来るのが楽しみだそうだ。
「本物」に触れる機会を大切に
ポピンズナーサリースクール多摩川・施設長の七海 雷児(ななうみ らいじ)さんは、ポピンズ男性保育士第1号。在籍する200名を超える男性スタッフをまとめるリーダー的存在でもある。エデュケアは七海さんが考える幼児教育そのものだという。