ポピンズが手がける教育+保育「エデュケア」の現場を見学してみた
「エデュケアは体験を通じて学んでいく活動で、好奇心を刺激し、お子さまが自発的に取り組み、表現力や考える力を伸ばすことを大切にしています。たとえば飛んできたてんとう虫に興味を持ったお子さまがいたら、そこにさりげなく図鑑を置いたり、虫眼鏡のように生き物などが大きく見える観察カップに入れて見せたりと、一人ひとりの知的好奇心に寄り添い、育て広げることが目的です」(七海さん、以下同) また、アスリート選手を招いたスポーツイベントや職業体験イベントでは病院とオンラインでつながって先生に質問できる機会を設けるなど、「本物」に触れる体験も大事にしている。
コロナ禍が明け、4年ぶりに開催された海外研修に参加した七海さん。米スタンフォード大学内に設立されたBingナーサリースクールとCCSC(チルドレンズセンター・オブザ・スタンフォードコミュニティー)などを訪れ、多くを学んできたという。今後は地域と密着しながら、学童や地域活動をより充実させたものとしたい。さらに海外研修で学んだことを他の保育園にも広めていきたいと話す。 「どんな地域でも世界でも、幸せを感じながら生きていけるような大人に育ってほしいと思っています。その第一歩として、まずは自分の地域で居場所を見つけることが大切。そのためにも地域活動を活発にしながら、交流を深めていきたいですね」 text:鈴木博美、photo:佐藤良一