なでしこジャパンFW浜野まいか「紗希さんに金メダルを…」元チェルシー指揮官から送られた言葉とは?【パリ五輪】
浜野まいかに送った元チェルシー指揮官の言葉とは?
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間3日、パリ五輪(パリオリンピック)準々決勝でアメリカ合衆国女子代表と対戦した。試合は延長の末、0-1でなでしこジャパンが敗れた。試合後、後半からピッチに立ったチェルシー所属の浜野まいかがインタビューに応じた。 【決勝トーナメント表】パリ五輪 女子サッカー 清家貴子に代わって出場した浜野は、徐々にオープンな展開となった終盤で存在感を示した。浜野は、「(アメリカが)前半の最後から少し疲れているなっていうのは感じていて、後半もしっかり守備から入って、『チャンスをしっかり仕留めよう』と話してピッチに入りました」と語ったように、攻撃に転じた際は積極的な動きでチャンスを作った。しかし、一点が遠く敗戦。試合後は、ピッチに座り込み涙を流した。 そんな浜野に、5月までチェルシーの指揮官を務めていた、アメリカのエマ・ヘイズ監督が言葉をかけるシーンが印象的だった。浜野は、「Keep goingというのはずっと言われて、しっかり、チェルシーの心は一生だよって言っていて、慰めてくれた」とやりとりを明かした。 20歳の浜野は、初のオリンピックを振り返り「ここがゴールじゃなくて次につなげるためにも、成長として金メダルを取って、このチームが大好きで」と言葉を詰まらせながら、「(熊谷)紗希さんに金メダルをあげたかった」と話した。目標としていた金メダルを取れなかったが「次のワールドカップ、逆に日本がボールを保持して、圧倒できるような試合を運べたらなと思います」と今後さらなる成長を誓った。 (取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部