<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/16 /滋賀
◇平常心でプレー 今岡桜埜(おうや)選手(1年) 守備の一歩目の早さには自信を持つ。チームがセンバツに向け猛練習に励む中、仲良しの一宮大樹選手(1年)と自主練習で素振りに励んでベンチ入りを目指す。 人見知りで口下手だが、目片信之祐顧問は「常に平常心でプレー中も表情が表に出ない」と評価する。 幼い頃から体を動かすのが好きで、サッカー、卓球、水泳など多くのスポーツをやってきた。その中でも「野球は打つ瞬間が楽しいので、断トツに好きだ」と言い切る。 ◇杉原千畝を尊敬 上田乙吏(おり)選手(1年) 自身の性格を「追い込まれると弱い」と分析し、一球で仕留める打撃を心掛ける。現在はバントを極めようと練習を重ねる。 名前の由来は「お利口さん」からで、6歳上の兄が考えた。その名の通り校内塾では上級コースに属し、学年一の秀才だ。 尊敬する人は第二次大戦中に多くのユダヤ人を救った外交官の杉原千畝。三橋聖愛マネジャーが「困っている時に声を掛けてくれる」と話すように、人を助ける気遣いを持つ。 ◇五厘刈りで気合 大西弾(はずむ)選手(1年) 広角に打ち分け、長打も狙える打撃が持ち味。高校の試合ではまだ長打を放っていないが、練習では当てに行かず、力強くバットを振ることを意識する。 K―POPが好きで、友利瑞熙選手(1年)共々、帽子の裏にハングルでお気に入りのK―POPアイドルの名前を書いている。 入寮後すぐに髪の長さを調整するバリカンの部品をなくし、試合前に散髪すると五厘刈りになってしまうが「気合が入るので今では気に入っている」と笑う。