メルセデスベンツが新型CLA量産型を仏ファッションイベントでサプライズ公開
新世代メルセデス・ベンツEVの第一弾がついに登場
2024年10月14日、メルセデス・ベンツは2025年の発表を予定している新型CLAの量産モデルをごく軽微な偽装を施したうえで、仏イエールで開催された世界的ファッションイベントでサプライズ公開した。同車はコンセプトモデルが2023年秋のフランクフルトモーターショーで公開されたが、偽装されているとはいえ量産型を見せるのは初めて。EVのほかPHEVモデルも存在するようだ。 【写真】新型メルセデス・ベンツCLAをもっと見る メルセデス・ベンツが次世代車の第一弾として開発中の「新型CLA」をサプライズ公開した。お披露目されたのは、「イエール国際フェスティバル(フェスティバル・ドゥ・イエール」という世界的なファッション/アートイベントの会場だ。このイベントは今回で39回目を数え、若手デザイナーの登竜門として関連業界では広く知られている。メルセデス・ベンツはこのイベントに長年協賛してきたが、今回の新型CLAは想定外の登場と言えるだろう。 イベントは10月10日から13日まで開催。新型CLAは、メルセデス・ベンツ・ブースの一角に象徴的に展示されていた。昨年のフランクフルトモーターショー(IAA2023)でコンセプトモデルが次世代SDVの第一弾として公開されて以降、EVをめぐる環境が激変してその動向が取りざたされてもいたが、当初の計画どおり、2025年に発売されることが今回改めてアナウンスされたのは朗報だ。 展示された新型CLAは、ごく軽い偽装が施されているものの、市販車の姿をイメージするのはさほど難しくないほどあっさりとしている。ボディサイズは現行CLAよりもわずかに大きくなっているようだ。ちなみにIAA2023のコンセプトカーは、全長4740(現行型比プラス50mm)×全幅1950mm(同120mm)だが、そこまでは大きくなっていないだろう。 全体のフォルムはほぼコンセプトカーを踏襲しているものの、だいぶ大人しくなった印象だ。ヘッドランプとリアコンビランプのデザインも若干異なる。コンセプトカーのような半円型前後ランプのスリーポインテッドスターは確認できないが、次世代メルセデスフェイスと言われる、半円型ランプの形状は採用されている。 今回、インテリアの様子や市販モデルのスペックは明らかにされなかったが、IAA2023やCES2024で公表された情報も交え、数カ月後と言われる正式発表時の姿を予想してみよう。