クマによる人身被害が相次ぐ 秋のクマは冬眠に備えてエサを探し回る…「出没リスク高い」 “注意報”を11月まで延長
クマ対策です。人身被害や出没が相次いだことから県は今年(2024年)6月に8月末までを期限に「出没注意報」を出しました。しかし、今月に入ってからも人身被害が起きたことから「11月まで延長する」と発表しました。 【関連】クマに公園近くで襲われる 散歩中の男性が顔をひっかかれ重傷 連日の被害…「出没注意報」発令中 長野県・阿部守一知事: 「現下の状況を踏まえて、11月14日までツキノワグマ出没注意報を延長します」 今年、県内で相次いだクマによる人身被害。目撃も去年に比べ多いことから県は今年6月、8月末までを期限に「ツキノワグマ出没注意報」を出し、県民に出没場所には近づかないなどの注意を呼びかけていました。 しかし、先月の目撃件数は去年より増加。 さらに、8月27日には小諸市で散歩中の男性が襲われけがをしました。 クマによる人身被害は今年度、8件にのぼります。 こうした事態を受け、県は「引き続き出没リスクが高い状況」と判断。 きょう「注意報」の発出を11月14日まで延長すると発表しました。 秋のクマは、冬眠に備えてエサを探し回るため、入山する際は大きな音の出るものを携帯し、複数人で行動すること・収穫しない果樹はあらかじめ伐採するなどの対策を呼び掛けています。 長野県・阿部守一知事: 「秋はクマが冬眠前まで食べ物を求めて広範囲に移動することから、出没リスクが依然として高い状況が考えられます。引き続き、クマとの不意の遭遇に注意していただきたい」
長野放送