【小倉便り】開幕直前に芝コースを歩いてきました! 大規模な張り替えで内ラチ沿いはフワッと感
29日土曜の朝、開幕直前の小倉競馬場の芝コースを歩かせてもらいました。小倉競馬場施設整備課の澤田大武課長にうかがうと、昨夏の開催終了後は傷んだところの補修だけで、特に大きな芝の張り替えはしていませんでした。 今回は冬の開催終了後(最終日3月3日)に総面積約2万2600平方メートルという大規模な張り替えを実施。内柵からかなりの部分が張り替えられました。同じく春の開催終了後に張り替えを実施した中京競馬場がおよそ1万5000平方メートルですから、いかに大がかりなものだったかがおわかりいただけると思います。 張り替えた部分は、替えていない外側に比べて、歩いてみるとフワッと感があります。見た目も色鮮やか。天気が良ければまさしく光り輝くきれいな芝です。このフワッと感、バック、ホームの直線部分は若干、軽くなっている感じはありました。まあ、人間が思うだけで1馬力の競走馬にとってはまったく気にならないかもしれません。 張り替えた部分は衝撃に強く、排水能力も高いそうです。また、4週間の開催で出走各馬が通るところを考えて張り替えられており、よほどの大雨での開催にならない限り、張り替えられていない外側に、ジョッキーがバンバン持ち出すようなシーンはあまりないと思います。ちなみに張り替えてない部分はちょっとの雨でも傷みやすく、蹄跡も残っています(元気な雑草も)。冬の開催が芝にとっては本当にタフな闘いだったことを物語っているようでした。【明神理浩】