暗闇に浮かぶ「銀河鉄道」 山形・第二公園でライトアップ
山形市中心部にある第二公園で、恒例の蒸気機関車(SL)と藤棚のライトアップが行われ、暗闇の中に黒光りする車体を浮かび上がらせている。約2万900個の発光ダイオード(LED)電球で車体上部の屋根などが飾られ、華やかな風景をつくり出している。 同市が2020年から、秋―冬に行っている。今年はJR山形駅周辺のにぎわい創出などを目的に、昨年より点灯を1時間延長し、毎日午後5~10時とした。カップルも多く訪れ、米沢市三沢、会社員白田歩夢さん(20)は「銀河鉄道のよう」と恋人と肩を寄せ合いながら眺めていた。 SLは通称「ハチロク」と呼ばれる8620形で、20年公開の大ヒットアニメ映画「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限列車編」に登場する車両と同型として注目された。今回のライトアップは11日に始まった。