けっきょくみんな、「あの頃のクルマ」が好きなのかもね~というわけで。【旧車系新企画「ちょいふるジョイフル」はじめます① スタッフブログ特別編】
変わって欲しいけど、変わって欲しくないものがある。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新たな年を迎えて我が「Webモーターマガジン」も、新しい取り組みを始めることになりました。目指すは、もっと楽しくて安心の中古車ライフを提案する、「ちょいふる」なクルマたちと過ごす「ジョイフル」な物語。まずはいちおうその動機付けなどから、ご挨拶をば。 【写真はこちら】原点にあるプロダクツたちに乗る歓びが、たかが10年や20年で色あせるわけない!?(全5枚) 大上段に構えるなら「100年に一度の大変革」の時代を迎えているからこそ、なのかもしれません。 内燃機関から電動化へと需要と供給のバランスが動き始めていく中で、多くの自動車ブランドが、「エンジンではなくモーターで動くようになっても、長い歴史の中で培ってきた愉しさ、面白さは変わりません」と、「変わらないこと」をひときわ強調しているような気がします。 とりわけ、フレンチEVの新顔たちに「昔の名前で出ています」が増えているあたり、興味深いですね。「キャトル」「トゥインゴ」に続き、「サンクターボ」もですか!?ネーミングだけでなく、デザイン性を始めとするキャラクター付けに至るまで、巧みに今ふうに復刻させてきたルノーの取り組みには、かなり注目しています。 国産車では、ホンダのふたつの次世代戦略「Honda 0」と「e:HEV Next」のそこかしこに感じられる「昔取った杵柄」感に期待しています。 軽くて低くてしなやかで、しかも広いんだよーというパッケージングを実現するプラットフォームとか、数値上のパワーとか効率ではなく、気持ちいいところをとことん味わい尽くすためのパワートレーンとか、還暦を迎えた担当編集が憧れ続けた「ホンダらしさ」を変わらず追求し続けているところに、不思議な感動すら覚えます。
もしかするとプレリュードを購入!?ただし5代目ですが
象徴的なのが、次期プレリュードでしょう。2025年末からのリリースが明らかになっている6代目に関する記事を書くために、改めて初代からの技術的トピックを調べてみると、それぞれの世代で挑戦的な技術を盛り込んだ「前奏曲(プレリュード)」的存在だったことがわかります。 現代のクルマはもちろんいろんな意味で高性能だし、魅力的。復活のプレリュードもきっと、素晴らしいスポーツスペシャリティへと進化していることでしょう。 一方でその根底に長い歴史の流れの中で育まれてきた開発者たちのこだわりの数々が「コンセプト」として今なお息づき、もしかすると次の100年に向けた変革も牽引していくのだとすれば・・・原点にあるプロダクツたちに乗る歓びが、たかが10年や20年で色あせるわけないでしょう? たとえばもしも「先代」5代目プレリュードを愛車として乗り回したら、楽しいかも?いやいやもしかすると、がっかりするかも??壊れたらどうしよう???でも今、改めて見るとなかなかカッコいいじゃん???? そんな数々の疑問符を実際に確かめるべく、旧車大好きな月刊Motor Magazine編集長(仮称K5)と古物商免許を取得した還暦Web担当編集(通称Q)を中心に、月刊Motor Magazineのメンバーとともに、今さらながら「あの頃、輝いて見えたクルマたち」を実際に買って、乗ってみるプロジェクトを立ち上げました。 もちろん「ただ編集部員が旧車を楽しんでなんぼ」ではなく、そこから少しでも快適に安心して旧車ライフを楽しむためのヒントになる各種情報をフィードバックしていきたいと考えています。かなうなら、その想いを拡げながら「ちょいふるジョイフル」なカーライフを広くサポートしていきます。
Webモーターマガジン編集部