子どもに「借金は悪いこと?」と聞かれました「そうだよ」と答えて問題ないですよね【金融教育プランナーが助言】
お金を借りるシステムを上手く活用すれば、自分が持っているお金だけでは実現できないことにチャレンジし、人生を豊かにすることができます。ですが、うまく活用しないと落とし穴に落ちることも…。本記事では金融教育プランナーの盛永裕介氏監修の書籍『子どもにもできる資産形成 いますぐ知りたいお金のしくみ』(マイクロマガジン社)より一部を抜粋・再編集(監修者による加筆・修正等を含む)し、借金のしくみについて解説します。 都道府県「子どもの教育費」ランキング
子どもに「借金は悪いこと?」と聞かれました「そうだよ」と答えて問題ないですよね?
人生において、持っている以上のお金を使ってでもしたいこと、すべきことが出てくる時があります。 例えば、自分のお店を持ちたい、家を買いたいなど、人生を大きく左右するような時です。そういった時に持っているお金がなければ、借金をしてお金を用意しなければなりません。 銀行などの金融機関から借金することを「ローン」と言います。ローンを利用する時に重要なことは、どこで、どんなローンにするかということです。国の許可を得た信用できる機関で、ローンの目的に合ったものを選びましょう。
ローンのしくみ
ローンを利用すると、借りたお金に「利息」という追加のお金を加えて返していかなければなりません。利息がいくらになるかは、借りる場所や借りる目的によって設定されている金利で決まりますので、できるだけ金利が低いローンを利用したいですね。 ローンの種類と金利の変化 ローンの金利は、低いものから高いものまであります。ローンの目的がはっきりしていて、キチンとお金が返ってくると信用されているものほど金利が低く、ローンの目的がはっきりせず、キチンとお金を返してくれるか信用されていないものほど金利が高くなります。 カードローンは金利が高く、いつの間にか借金が膨らんでいる可能性があり、とても危険です! ローンの落とし穴「カード破産」 無理なローンやクレジットカードの使い過ぎで、お金が払えなくなり、破産する人が増えています。破産とは、全財産を失うことです。財産の中には自分自身の価値や信用も含まれていることを覚えておいてほしいですね。 破産することを自己破産と言い、カードの使い過ぎで破産することをカード破産と言います。どんなカードの使い方をすると破産してしまうのか、破産するとどうなるのか知っておきましょう。