原英莉花、桑木志帆、安田祐香という注目組をプロがレポート「ヤマハレディースオープン葛城」2日目!
「ヤマハレディースオープン葛城」の第2ラウンドの午前スタートで強風の中スコアを伸ばしたのは68でプレーを終えた桑木志帆。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からレポートをお届け。
2日目は悪天候のため中止になり3日間の短縮競技となりました。第2ラウンドを行う土曜日の天候は晴れ、最大瞬間風速14.2m/sで平均して8m/s前後の風が吹いています。ディフェンディングチャンピオンの穴井詩いわく「総合力が試される」葛城ゴルフ倶楽部山名コースは、フェアウェイは広いものの砲台グリーンの横に外すと傾斜のあるグリーンが簡単に寄せることを許してはくれません。 午前スタートでは、1アンダーからスタートした原英莉花、桑木志帆、イーブンパーの安田祐香選手の組に注目しました。 原英莉花選手は、アイアンはキャロウェイ「Xフォージド」に、ウェッジはキャロウェイ「ジョーズ ロウ」を46・50・56・60度の4本を投入しています。「ゴルフの調子は今一つ」という原選手ですが、インコーススタートの前半はパーを並べ18番のパー5でバーディを奪うと、4連続バーディで一気に5アンダーまでスコアを伸ばします。
強風の中、ドライバーでは少し顔をしかめるシーンもありましたがコントロールされたアイアンショットでチャンスメークしスコアを伸ばしていましたが、14番で3パットのボギーとすると15番パー5で右の斜面に飛んだボールが地面に埋まり、救済を受けた後のつま先上がりの2打目を左の林に打ち込んでしまいます。その後3メートルほどのパットを沈めナイスボギー、しかし次の16番の2打目をグリーン奥に外しボギーと3連続ボギーで2アンダーまでスコアを落とし、暫定16位タイで第2ラウンドを終えました。 ラウンド後の囲み会見では「風の読みを間違えてロングパットが残り3パットのボギーから流れが悪くなってしまった」と話しました。新しく投入したアイアンについては、「距離感も風の中でのコントロールも良かった」と新アイアンの手ごたえを感じている様子でした。