大阪公立大病院の医師ら4人書類送検 鎮静剤投与後に経過観察を怠り、男性を低酸素脳症にさせた疑い
大阪公立大病院の医療事故をめぐり、医師ら4人が書類送検されました。 関係者によりますと、業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは大阪公立大病院の医師1人と、看護師3人です。 4人は、右手の骨折の手術を受けた男性(当時79歳)に鎮静剤などを投与した後、経過観察を怠り低酸素脳症にさせた疑いがもたれています。 男性は、去年7月に亡くなったということです。 大阪公立大病院は2年前、医療事故を公表し、鎮静剤などの投与量が多かったにもかかわらず経過観察が不十分で、心拍数をはかる機器の接続を怠り、心停止状態になっていることに気づくのが遅れたなどと説明していました。 ABCテレビの取材に「ご家族に深くお詫び申し上げます。捜査に全面的に協力します」としています。
ABCテレビ