【ハイライト動画あり】強力スクラム炸裂!フロントローも躍動の東京サントリーサンゴリアスが横浜キヤノンイーグルスに雪辱。NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24プレーオフ3位決定戦
イーグルス12点リード(14-26)で迎えた後半、最初のトライはイーグルス。
自陣からSO田村優のキックパス成功を経て、7フェーズ目の内返しでCTBジェシー・クリエルが突破。ロングパスを受けたWTB松井が古巣相手にハットトリックを決めた。
これで19点リード(33-14)。
昨季に続いてイーグルスが3位決定戦を制するのか――。そんなムードを、サンゴリアスの機動力溢れるフロントローが掻き消す。
後半4分。
中盤ラインアウトから右隅を突破。振り戻しの連続攻撃でHO堀越主将、途中出場のPR中野幹がゲイン。折り返したところへ先発PR小林賢太が、鋭く切れ込んで逆襲の3本目。
前半の垣永に続いて両プロップがフィールドプレーで2連続トライ。ビハインドを12点(21-33)に縮めると、さらに強力スクラムで流れを変える。
WTB尾崎晟也のロングキックでキャリーバックを引き出したサンゴリアスは後半11分。
敵陣ゴール前スクラムで1番側から押し込んで、そのままタマティ・イオアネがグラウンディングするスクラム・トライ。5点差(28-33)に迫った。
さらに5点を追う終盤34分。
チームの反則繰り返しでイーグルスFLミッチェル・ブラウンがシンビン。サンゴリアスは優勢のスクラムを選ぶと、今度は3番側から押し込み、2連続のST(スクラム・トライ)を決めた。
が、勝ち越しをかけたコンバージョンが外れ、スコアは同点(33-33)。
どちらが勝ち越し、3位の座を手にするのか――。リスタートのキックオフは76分42秒。ここでサンゴリアスは背番号17山本敦輝が途中出場からリーグデビューを飾った。
イーグルスはシンビンで一人少ない状況。しかし「スローラックを作るのはイーグルスのラグビーではない」(イーグルス沢木敬介監督)と、敵陣22mで積極的に展開攻撃。
しかしアクシデント。
順目にライン参加した普久原琉が、ボールを受ける直前にスリップ。「急に(視界から)消えました」(イーグルスSO田村)。こぼれ球を拾ったのは、32歳の江見翔太だった。