「学校で学べない」「どう教えれば」……“お金の教育”どうする? 「金融リテラシー」低い日本ナゼ 【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
金融・経済を学ぶイベントや教室が盛況です。株価上昇や円安、新NISA制度などを受け、子どもに学ばせたいという関心が高まっています。日本の若者の金融リテラシーは欧米より低いとの指摘もあり、官民挙げて金融・経済教育を強化する動きが進んでいます。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「どうする?お金の教育」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●“お金の教室”が盛況 家庭の工夫は? ●日本は低い? 金融リテラシー
■正答率46%…「人生の3大費用」とは
渡邊翔・日銀金融担当キャップ(経済部) 「株価の上昇や最近の円安、新しいNISA制度のスタートなどを受け、子どもにお金や経済のことを学ばせたいという関心が高まっています」 「まずは大人の皆さんにクイズです(2022年の金融リテラシー調査、正答率約46%)」 「一般に『人生の3大費用』とは、次のうち何を指すでしょうか? ①一生涯の生活費・子の教育費・医療費②子の教育費・住宅購入費・老後の生活費③住宅購入費・医療費・親の介護費」 鈴江奈々アナウンサー 「自分のことか、親のことか、子どものことか…。いろんな要素がありますが、直感で②です」 斎藤佑樹キャスター 「僕も②ですね」 渡邊キャップ 「金融リテラシーがかなり高いかもしれません。2人とも正解です。住宅購入費は数千万円かかりますし、老後の生活費は2000万円のような話も以前ありました。子どもの教育費も数百万円、通わせる学校によっても変わってきますから、かなり大きな出費になります」
■体験型イベントや投資教室の様子
渡邊キャップ 「こういった経済に関する基礎知識をどう子どもに伝えていくのか。18日に大手金融機関が開いた、小学生向けの体験型の金融経済教育のイベントを取材しました」 「貯金箱を作ってみるコーナーの他、カードゲームで預金や株式、外貨などのコマを動かしてどんな時に株価が上がるかなど資産運用の基本を学ぶコーナーもありました。親子合わせて約130人が参加しました」 「19日には親子で投資の知識について学ぶキッズ・マネー・スクールが開かれました。子どもが『大人気のユーチューバーがこの商品めちゃくちゃおいしい』と配信! 株価急上昇、プラス50円』と言うと、『っしゃー!』という声が上がりました」 「『株式投資とは会社を応援することです』などのやさしい説明や、ゲームを通して投資の考え方を学んでいきました」