大阪府・松井知事が定例会見4月25日(全文1)大阪でIR実現、2024年までに
IR実施法案、大阪誘致が決まった場合、万博前に開業が間に合わない事態が想定されることについて
朝日新聞:すいません、朝日新聞の【ナラザキ 00:05:43】です。自民党の総務会が昨日、IR実施法案を了承したんですけれども、政府が27日に閣議決定をするというような報道もあります。法案審議についてはまだ見通しが立っていないんですが、当初の想定よりも開業の見込みというのが、大阪に誘致が決まった場合に、万博前の開業に間に合わないという事態っていうのも想定されるんですけれども、その点についてはいかがお受け止めでしょうか。 松井:これは基本法において、1年を目途、めどに実施法を閣法として提出するということが決まっていますので、今の時点でも、基本法通ったのはおととしの臨時国会ですからね、今の時点でも少し遅れているわけですよ。ただ今回、自公のIR法案についての中身の協議がまとまったということは、これは国会で可決成立する、要は賛成多数になっているということですから、もちろんわれわれも賛成しますけど、閣議決定がなされればこの国会でIR実施法が成立をすることを前提に、とにかくわれわれが今、目指しているのは2023年度中というのが1つのめどなんですけど、ぎりぎりで遅れても2024年には大阪でIRを実現させたいと、こう思っています。 朝日新聞:現状のところ、万博前の開業が間に合わないっていうことは、まだ想定は具体的にはしていないと。 松井:いや、それはもう、万博の前の開業も諦めると、どんどん後ろに、要は開業がずれ込むだけですから。これは1日も早く開業することで、さらなる大阪のインバウンドの拡大と、エンターテインメントによる経済効果というものを実現していきたいと思っていますから、できるだけ早く法案が成立すれば、速やかに開業まで向けて動きだすスケジュールを整えたいと思っています。 司会:それでは次のご質問を。
IRの件、国内3カ所中、関西で2カ所の可能性など、大阪はどう考えるのか
読売テレビ:読売テレビの【ハセガワ 00:08:37】です。IRの件につきまして、国内で3カ所といわれている中で、和歌山県は3カ所の中に入るつもりで活動をしていますけれども、関西で2カ所という可能性と、全国的なバランスを含めて、大阪はどのように考えていますでしょうか。 松井:いや、それはどのようにって、僕はこの実施法において、全国的に2カ所だろうが、3カ所だろうが、そのうちの1つに大阪は必ず指定してもらえるもんだと。その指定獲得に向けて全力を尽くすということです。和歌山がどうだこうだっていうのは、ここは切磋琢磨ですからね。僕が心配するような話ではないと思います。 読売テレビ:大阪の誘致に向けて、関西で2カ所という声が上がることっていうのはプラスですか、マイナスですか。 松井:いや、もう、全国で3カ所の中に各自治体が切磋琢磨して、IRの地域指定を勝ち取れるかどうかですよ。和歌山もそういう形で3カ所の中の1つを勝ち取る、その気概で今やられているわけですから。僕はその、関西に2カ所要るとか要らんとか、そういうことを言う立場にはないと思っています。 読売テレビ:相乗効果としてプラスというふうに考えるのか、関西で2カ所で切磋琢磨して、相乗効果っていうふうに考えるのか、それとも純粋にライバルというふうに考えるのか、どうでしょうか。 松井:いや、もう、どこと相乗効果とか、どことライバルとか、あまりそういうのはもう、全然意識していません。もうわれわれはこのIRという施設が大阪のインバウンドの拡大、それで大阪の経済成長には、これは必要ということで、これまでもう、6年以上準備をしてきたわけだから。われわれの準備をすることに対して事業者の皆さんからも、他エリアと比べればわれわれは非常に現実味を帯びたオファーもいただいているわけだから、もうきちっと大阪がエリア指定されるように取り組みを加速させたいと、こう思っています。 司会:それでは次のご質問をお願いします。