「全英女子」初日は最大瞬間風速20mも グリーンスピードを落とす対策
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前(21日)◇セントアンドリュース オールドコース (スコットランド)◇6784yd(パー72) 【画像】前週のスコットランドも過酷だった… スコットランド・セントアンドリュースでは初日の22日、強風が終日吹き荒れるとの予報が出ている。最大瞬間風速は秒速20m前後に達する可能性もある。主催するR&Aのマーティン・スランバーCEOは開幕前日の記者会見で、グリーン上でボールが止まらなかったり動いたりすることを警戒し、グリーンのスピードを遅くする対策を講じたことを明らかにした。 スランバー氏は「スピードをかなり遅くした。グリーンを刈る高さを上げて、芝が少し伸びるように水をまいた」とした上で、「あしたはプレーに遅れの出る可能性があるが、対処はできるだろう。プレーできないほど強く吹かないことを願っている」と話した。 例年は全ての選手が1番からスタートするが、今年の予選ラウンドはスタートホールを1番と10番に分ける。これについて、スランバー氏は「(スタート)ティを分けたのは、五輪の影響で開催が理想の時期より2週間遅くなったからだ」と説明。「つまり日照時間の問題だったわけだが、あした直面するだろう事態を考えれば、良かったんじゃないかな」と笑みを浮かべた。